スニコはお釈迦様に聞きました。

｢なんでこんな争いをしなければ行けない生き物として生まれてしまったのか。｣

「争いは良くないのです。

悪い事をした人は必ず死後は裁かれます。」

「相手が死後に裁かれると言うのは私にとって知った事では無い。

それより子供を奪われる方が辛い」

しかしその数日後、スニコの子供は死んだ。

おまけに夫は帰ってこない

スニコは悲しくて悲しくて

他の所の赤ちゃんを奪っていきました。

ふっくらしてて可愛い

子供の時期限定の見た目

スニコは人生という道を踏み外しました。

スニコはやっと分かりました。

子供を奪う気持ちが

奪われた親はずっと子供を探し続けていました。

血まみれになりながら寒空の下

他の相手とも対立しながら

そして真冬の吹雪が来て、知り合いは何人か死にました。

その数ヶ月後、人が観光に来ました。

人は言いました

「いいなぁ～！

ヨチヨチしててかわいい！

私も南極のペンギンさんになりたい！

この赤ちゃん連れて帰りたいなー！」

「ちゃんと育てられるの？」

「うん！大人になっても可愛がる！」

その時に思った。

「人間とは温度差が色んな意味で違う」と

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