第14話 いつ何が起こってもおかしくないってこのことか。

うん…まぁおいしいかな。でもこれを2つとなると…きつい。ラップして明日の昼にでも食べようかな。それにしてもお母さん何してんのかな。まさかまたお酒飲んでるんじゃ…


「ごちそうさま…」

一応冷蔵庫を確認する。悪い予感が当たった。さっき見た時はビール缶が少なくとも5本はあったのに…もうなくなってる。急いで自分の部屋に戻りまだ早いけど寝る準備をする。

よし、寝る準備できた。あとは電気を消して、と。

「Zzz…」



ぴぴぴぴぴぴぴぴぴーー

「あぁーうるさい…あとちょっと」




「ふあぁぁぁ〜んーぐっすり眠れ…え、あ、あれ?え、もう9時?お母さんパート9時からなのに…や、やばい、え、起きてたりしてないかな」

心臓をバクバクさせながらお母さんの部屋のドアをノックする。酒臭い。あぁ、まだ寝てる。

「お、お母さん。ごっ、ごめん、もう9時だ、ほんと、ごめん」

「はぁぁぁぁぁぁ!!?っざけんな」

どうしよう、どんどんお母さんが迫ってきて階段の目の前まで来ている。

「母親を起こすことすら出来ねぇのかよ」

ドンッ

「っつ…!!!???」

な、なんでっ…あ、でも、もう楽になれ…

ガンッ

そこで私の意識は途切れた。

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