約束

何故、泣いたのか?解らない。


意識のない妻に余計な心配をかけたかもしれない。


けど、ずっと溜まってた思いを話した。


ずっと、大変だったこと!


皆が、奥さんと子供達を支えという


プレッシャーが重圧だった。


いつ病院から呼ばれるか心配で携帯が


鳴る度に怯えていた。


妻の夢を見た朝は、妻がいないという現実に


どうしょうもない絶望感で苦しむこと。


いっそ、先に死んで楽になりたい。


子供のように、沢山、妻の側で泣いた。


そして、妻に伝えた。


お前が、元気になって子供達のことで


離婚したいなら離婚に応じる。


それまでは、子育ては俺の親と俺で頑張るよ。


私は、病室を後にした。


この時、私は一つの事を決めていた


「妻が目覚めたら、、、、、、楽になろう」


それぐらいの権利は


私にもあるはずだ、、、、、、、、、、、だから、、、、、、、

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命と家族 余命10年の道のり 北の傍観 @aki2049

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