第27話 一時間前と平行線
ハルと神原と間にキャッチが介入する時間の一時間前、本屋の近くのファミレスで三名が揃っている。
三名とは、神原、長田、蒼井の三名だ。
「で、神原さんはその夜働いている詐欺師かもしれない『ハル』と、本宮と付き合っている『春』さんが同一人物か否かって話ですよね」
長田は、話の内容を確認した。
「でも、同一人物であっても、詐欺師かどうかはわからないてすよ、なんか話が飛躍してるというかなんというか」
長田は、神原の話を聞いての感想を述べる。
神原は、その意見には、同意する。
結局は、平行線の堂々巡り、一歩踏み出さないといけない、タイミングを理解した。
「実は、本宮とさっき連絡して、今日のデートはないことを聞いた。デート誘ったが予定があるから断られたらしい」
「つまり、今お店に行けば、会えるかもしれない」
結局、本宮に黙って行動する事に決める神原、しかし、蒼井は、納得出来ない様子を見せ同行しない事を伝えた。
そして、神原、長田は二人で、彼女の働いているお店に向かい、対面する事となったのだ。
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