クリニックの予約がとれない



「一番辛い時に助けてくれない」



 これは私が当時の日記に書いていたある言葉。


 食べることができずしばらく経った。それでも仕事のない日にも仕事をして、平日は力仕事と運転をもしなきゃいけないため、身体はヘロヘロだ。糖分としてカンパンやチョコレートを摂取していた。


 この頃には仕事が多く睡眠も取れなくなっていたため、眠気覚ましのためにコーヒーを常備して、飲み込めないカンパンを流し込んでいた。


 昼夜問わず平日休日関係なしに仕事をしていると麻痺してきているのか、夢でも仕事をしていた。そのため、仕事が連続していて夢か現かわからない現象が続き、業務にも支障をきたしてしまう恐れがあった。


 この頃には起きている時に起こったことをメモにして対策をしていた。




 ──どんどん減っていく体重と、それに反して鈍っていく重くなっていく思考



 ついに私は心療内科へ受診することを決意した。だが、予約が取れない。そのときの言葉が一番最初の行の私の嘆きだった。



 




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