現代社会に魔法はチートですか?

私!フリゲート・ロイ・アステリオンって言います!


ハイロステイン工科学院っていう魔法を産業に使っていくっていう大学で、魔法を使った移転技術なるものを作っていたのですが....



ここは何処なんでしょう?



学校のような建物にいるとは思うのですが



「あなた、誰?」


ヒャ!誰ですか!あなたは


「いやあなたこそ、2018年の大学生にしては古臭い服着てる、どころか昔の写真とかで見た服着てるけど」


「不審者?」


そんなことないですよ!

こんな時は名前を言って、ご飯でも食べれば仲良くなれると聞いたことがあります!


私の名前はフリゲート・ロイ・アステリオンといいます!


「フリゲート?ロイ?外国人ってこと?」


「ごめんちょっと待って理解が追いついていないんだけど、それとも元々こんな人この学校にいたのか?」


いやはや黒髪なんて珍しい人ですね!私人生に2人くらいしか見たことないんですよ!


「はっ?日本じゃ黒髪なんて普通でしょ」


ニ...ニホン?ってどこですか?


「この国のことだけど、やっぱ不審者?」


疑わないでください!私本当にわかんなくて...


「どうだかな、まず貴方が女の子なのかって所から始まるけど」


いやいや女の子ですよ!ほら!


「ちょっ!?こんな学校で全裸になるな!

私が悪かった、変なこと言った私が悪かったから!」


むー?!信じて貰えたならいいですよ!


「はぁーーまぁいいや話くらい聞いてやるよ」


いやー可愛い女の子と話すのは、久しぶりですからねぇ、少しワクワクしちゃいますよ


「ほんと調子狂うなぁこの子」


少し時間が経ち


えぇ!わたし転生しちゃってたんですか?


「このすばとかリゼロとかの逆じゃね?ほらそれこそはたらく魔王さま?だっけかそんなのと同じじゃない?」


いや魔王は数百年前に討伐されましたけど


「魔王は居ねぇよ、第六天魔王はいても」


いやー強烈な生物だったと聞いてましたよ


「後シューベルトだかの歌曲だった気いするけど」


ありゃ、話がズレてましたね、

私が転生ですか。

物の転移実験を間違ってしまったんですかね


「ちょっとよく分かんないけど、もう日も暮れて来たし帰りたいんだよね」


私は!どうすれば良いんですか?!


「私の家って言ったって実家暮らしだしなぁ」


私、それこそ不審者っていわれて捕まるのだけはゴメンですよ!その..あの...えーと、そう!ケーサツって奴に!


「私まだ信じきれてないんだよねぇ」


私が転生者ってですか。


「That's Right」


なんて言ったんですか?


「その通りってこと」


はぁ..とにかく!私が転生者って見せればいいんですね!


魔法を使いますからね!んーーーーーんーー!んーー????、んーーー!

神技「神模様の行く末」!


ザァーーー!ザァーー??


「雨降ってきたんだけど!今日雨って言ってなかったのに」


「私の友達ずぶ濡れになって帰ってる、あの子天気予報には詳しくて、いつも傘もっていきなよって言ってたあの子が」


これが私が転生者たる証拠ですよ!

どうですか!信じますか!


「いやー迷惑な魔法なんだね」


なんですかその言い草!農家さんには喜ばれるのに!


「ここ都会だし」


街並みは私の読んでいた近未来小説に

よく似ています。

太陽を反射するガラスの塔

見えない線で繋がる人

全てが効率化していく社会

私の通っていた大学の最終目標でした


「ふーん、本当に転生してきたのか」


そりゃもちろん、こんなに妄想を喋る女の子居ますか?


「妄想癖いるし、なんとも」


そんな現実を直視できない残念な方がいるのですか....


「あなた思ったよりもリアリストなのね」


「まぁいいや、私から母さんに言っておくから、泊まらせてあげるよ」


ありがとうございます!私感激です!


「はいはい」




ここが現代の家ですか!


「ごく普通だと思うけどね、私の部屋で寝てもらうから」


「荷物は、ってないかくつろいでてよ部屋で」


わっかりました!



「転生前の世界ってどんななの?」


そうですねぇ、退屈でしたけど、魔法とか魔術とか研究してる分には楽しかったですよ?


「あんた友達いなさそうだね」


あや?そんなこともないですよ?同じ志を持つ同士と共に研究するのも悪くないので、

それなりに友達も居ましたよ?


「へぇー意外かも」


会って半日でよく判断できますね


「申し訳ないけど、半日であんたの人間が見え見え、現代人なめんな?こちとらもっと複雑な心理戦を友達感でも繰り広げてんの」


なんか私の世界だと恋人くらいまで見透かされてる気分です。あなたと話していると


「急になに?大したことしてないのに笑っちゃうわ、あんたの世界存外つまらなそうね」


住めば都ってやつですよ!


「あらそう」


「ご飯だけど母さん作ってくれたから」


なんですか?この刺身を乗せたこの、白い粒は


「米って言うんだけど知らないよね

美味しいよ?日本ではソウルフードだし」


なんですか!?この黒い液体は!


「醤油かな、しょっぱい味で、私はあんまりかけないけどこれでもかってくらいかけるひともいるよ」


んー!おいしいですね!私の世界でもトップまではいくんじゃないんですか!


「あんたの世界これよりも美味しいのどんくらいあんの?」


私の国、食文化で発展してきたのでご飯物には強いですよ?このお米はないですが魚の刺身はありますよ!そりゃ

アーリテッドっていう魚の刺身は絶品ですよ!


「私は食べれないけど、美味しそうね」




「明日からどうするの?」


まぁ決まってますよ!元の世界に戻ります!


「出来るなら早く帰れたんじゃないの?」


そうですね、魔法もこっちで問題なく使えましたし

本気を出せば戻れそうな気がします!


「そりゃ元気だ事」


「もう11時だ、私は明日大学だし色々書かなきゃいけないから寝るね」


わっかりました!おやすみなさい!


「はいおやすみ」




夜中



「ん?んーーーっふぅ」


寝息可愛いですね、私少し眠るの遅いせいか寝れないんですよね


「私はひとりじゃないもん...」


寝言がすこし可愛そうですね、どうしたんでしょう


「こんな人生.......ヤッ」


....,..........ガバァ!


「ん?なにしてるのフリゲートちゃん?」


もう隠しませんよ


「ごめ...ん寝起きでよくわかんない」


今までの偶然こっちの世界に来たとかは嘘です


「なっ?!なにを」


ごめんなさいこんな乱暴にしてしまって


「あんた!帰るんじゃ」


私の世界、人の家に泊まるとか一緒に寝るとかは


告白みたいなもんなんですよ


「こ?こくはく?」


そうです、告白です

女の子好きなんですよ私

女の子好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで

たまらないんですよ


これはもう止まれないんです


「フリゲートちゃん?何言ってんの?」


連れて帰ります


魔法

恋慕「忘れがたき恋時雨」


こんなことして、ごめんなさい!でも愛してますよ?


私のお姫様?


「やめて!そんなのってないよ!」


そんなのってこれから愛し続けるんです

いつか私を好きになってくださいね?


「そんなのチートじゃん!助けておかあ!」


もうダメです


あなたは


私のものです


転生失敗してもあなただけは


私のミカタダヨネ?

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短編で良さげなのをストーリーにする。 アルペン @B1SUMARUKU

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