第1章から第10章までのあらすじ


さあ「めかまじょ」もいよいよ折り返し地点に到着です。

これまで一章ごとにあらすじを書いていましたが、それとは別に、これまでのすべてを簡潔にまとめます。



第1章

さいたま市の大宮地区、凶悪犯が人質を取って暴れているところへ女子高生の小取美夜子が登場。赤い金属の全身へと変身し、スカッと豪快にやっつけたぞ。



第2章

小取美夜子の学校生活。機械だけど脳は生身で、あんまり頭はよくないみたい。

アパートでは一人暮らし。父とは、なにか問題を抱えているようだ。



第3章

過去の話 前編。

父と一緒に暮らそうと、母と飛行機に乗った美夜子。

飛行機は墜落、大破。

めざめた美夜子は、父の手により全身機械の身体になっていた。



第4章

過去の話 後編。

父とは暮らさず、一人暮らしを始める美夜子。

ある日、武器を持ったひったくり犯に遭遇、襲われる。

通りかかった典牧青年が投げ渡した鍵によって、美夜子は全身真っ赤な金属の身体へと変身し、ひったくり犯を撃退する。



第5章

宮本早苗が転校してくる。

自分はめかまじょで、美夜子を倒すために来たのだと。

話は本当で、青い金属の全身に変身した早苗と、美夜子は戦いへ。

しかし戦力の格差は凄まじく、早苗はボッコボコのズッタボロにされるのだった。



第6章

美夜子を銭湯や自宅にまでつきまとう早苗。

早苗の善良な面を目撃して、憎むことが出来ない美夜子。

でもいざ戦いになったら、容赦なく一瞬の刹那な瞬殺で早苗のことを再びボッコボコのズッタボロに。

美夜子は自分の方がきっと軽いと信じて早苗の体重を尋ねる。

ニヤリほくそ笑む早苗の返答に、美夜子はひざまずき敗北の土を舐めるのだった。



第7章

警察の要請で訪れた現場に早苗もおり、過激派に乗っ取られた施設に分かれて潜入する。

早苗はあっさり見つかってしまい、人質のいる部屋に連れて行かれ、身の危険から変身する。

人質を守りつつ戦う早苗であるが、腹ペコで力が出ず、あわやという瞬間に美夜子が助けに入る。

過激派をやっつけた二人は、少し仲良くなるのだった。



第8章

美夜子たちは、不意に現れた白銀のめかまじょに攻撃される。美夜子たちを圧倒するが、すぐに姿を消してしまう。

修理を終えて帰宅途中の美夜子はまた襲われるが、今度は奮闘、白銀の腕をもぎ取り撃退する。

白銀の腕を調べてもらうと、美夜子たちと同じ技術が使われているという。

美夜子は、めかまじょを開発した自分の父親に会う決心をし探すが、退館記録はないのに研究所のどこにも姿が見つからない。

加えて早苗までがいなくなってしまう。発信器で、近くの山にいることを突き止めるが、すぐに反応が消えてしまい、美夜子は研究所を飛び出す。

典牧青年と辿り着いたは山の洋館。美夜子の父である志木島宗之の、別宅だった。



第9章

志木島博士の洋館で、美夜子は白銀のめかまじょに襲われるが、早苗の加勢により撃退。

早苗は魔道波を追ってこの洋館へ来たが、白いめかまじょ襲われて隠れていたのだ。

志木島博士の足跡を辿って地下室に着くと、そこにあったのは「美夜子たちへ」と書かれた父の日記。

美夜子は、父による自分のおぞましい秘密を知ってしまう。



第10章

志木島博士の日記である。

博士と暮らすために妻と娘が乗った飛行機が、墜落した。娘の美夜子は虫の息、残る乗客は全員死亡。

手の施しようのない美夜子を、博士は研究中のめかまじょ化により救おうとする。しかし美夜子はメカとの融合係数が極端に低いため、手術が出来ないことが判明、超低体温睡眠カプセルへ入れ未来の技術に託すことに。

飛行機墜落事故が、ML教団により仕組まれたものと分かる。戦う力のない博士は、憤りを胸に、美夜子をめかまじょにするための研究を続ける。

融合係数を調節した美夜子のクローン体を作り、本物へと細胞を移植することを博士は思い立つ。

だが生まれるのは、調整の影響ですぐに朽ちてしまう個体ばかり。

ある個体が死にゆく際に、悲しそうな博士へと笑い掛けたことにより、麻痺していた博士の罪悪感や娘への愛情が蘇る。

博士は、死にゆくクローンの美夜子へとめかまじょ化手術を施して蘇らせるのだ。

本物の美夜子にもめかまじょになったクローンの美夜子にも、合わせる顔がないと悔いているうち日記はぶつ切りに終わる。

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