日常事変大戦記 真実は常に隠蔽されている

@takumi1209

第1話日常崩壊

ジリリリリ!ピピピピピ!

スパン!ポチッ!


俺、滝沢光一。21歳独身の朝は2つの目覚ましを止めるとこから始まる。


「うるさいんだけど!?」

毎朝恒例の母上である。

「へぇーい、へぇーい」

このやりとりも10年継続

よく飽きないね母上?

それもそのはずで朝の5時である。

迷惑な息子でごめんよ母上

そんなこんなで日課のジョギングに行くのだ。


吐く息が白い今日この頃。

今は12月に入ってすぐ。


「サンタこねぇかなぁ…」


クリスマスが近くなると毎年のようにかかる病気だよねこれ

全国で何人が同じこと言ってるのやら

そんなことを考えながら走っていると赤い何かとすれ違ったような気がした。


「えっ?」


振り返ってみるものの黒いジャージのおじさまがいただけであった。


「気のせいか…疲れてるんだな俺…」


そして気付いたら…気を失っていた。


目を覚ますと視界が、見えるもの全てが違和感で溢れかえっていた。


「痛っ!?」


激しい頭痛が一定間隔で押し寄せてくる。

もう1度、周りを見渡すとそこには…


「嘘だろ…」


ジョギングしている自分がいたのだった…。


「もう1人の自分!?ドッペルゲンガーってやつか!?」

「何がなんだかわかんねぇ!」


唐突な情報量に頭痛はさらに増していく。


「とりあえず後を追うか?!」


そしてたどり着いたのは自分の家だった。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

日常事変大戦記 真実は常に隠蔽されている @takumi1209

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ