応援コメント

」への応援コメント

  • こういうの、読みたかったんです。

  • 雪華さんや先生と主人公が共有したひとときの温かい時間が、とてもリアルに、切実に五感に訴えかけてきました。
    それが、ラストへの落差を際立たせていたように思います。
    美しいお話をありがとうございました。

  • 初コメント失礼致します

    降り積もる雪の様に静かな作品だと思いました。

    残酷な過去も、耐えきれない現実も、支えてくれた信頼も、不意に訪れた幸せも、全てが雪崩の様に唐突に崩壊し、ふわりと溶けてしまう。

    彼を捉えて離さない喪失感は、埋めても埋めても雪の様に儚く消え去る。
    死は何も生み出さず、彼を救う事は出来ない。

    読後の感じ方は人ぞれぞれだと思いますが、私はただ静寂を感じました。幸せだとか不幸だとか、そんな都合のいい価値観は、彼の得た静寂には打ち勝てないと思いました。


  • 編集済

    幸せからの反転……過去お母様を襲ったもの、その幻が招いたまさかの事態。
    色々な思いが交差する結末までの描写……儚さや美しさという表現では描ききれない、感情の流れや事態の残酷さを真っ白な雪が彩っている。


    人の繋がりであるとか、誰もが持つ脆さや……たどり着くことが出来るはずの未来。それを突き崩してしまう何かがあるということ。

    奥深く心に残る物語でした。

  • 夜咲様
    コメント失礼いたします。

    なんと、辛く心に響く作品なのでしょう!!
    登場人物たちの心情がこちらに訴えかけてくるように痛切に伝わる描写を通して、ふたりの悲しみと喜びを共有できた、その時にあんな悲劇が。
    悲劇が悲劇を生むという悲しみの連鎖に言葉もありません。
    太陽君の心のうちを思うと、もう……。

    そんな心揺さぶられる作品を、ありがとうございました!!

    作者からの返信

    明之 想さん、読んでいただき、ありがとうございます。
    一人称の場合、相手の心情を描くことは難しいのですが、彼、彼女の悲痛な思いを受け取っていただけたのなら幸いです。悲劇はさらなる悲劇を、そして彼らを破滅させてしまう、救いようのない話でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

  • 『僕はいつだって影だった。でも、今は違う。彼女を照らしたい。彼女を笑顔にしたい。僕はようやく、太陽になれそうだ』
    明るい未来に一歩踏み出せたと思ったのに、助けるつもりが彼女を殺めてしまうなんて……。

    あまりにも切なくて悲しい結末でした。
    (T-T)

    作者からの返信

    a y a n eさん、読んでいただきありがとうございます。
    その明るさ、温かさも何かを解かしてはしまわないだろうか、そう考えて書きました。切ない結末、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

  • 意外な展開でした。
    助けようとして、逆に殺めてしまう。
    心に負った傷の深さに、おののくばかりです。

    作者からの返信

    助けたいがために差し伸べた手も仇となってしまうことがある、それを雪と対比して書いてみました。雪華の如く散ってしまった彼らを最後まで見届けていただき、ありがとうございました。

  • 初めまして。コメント失礼いたします。
    そうなのか、そう言う事なのか、と読み進めました。
    確かに読んで損はしなかった。
    ううむとラスト読み終えました。
    読み応えがあって面白かったです!
    拝読させていただきありがとうございました(#^.^#)

    作者からの返信

    和響さん、読んでいただきありがとうございます。
    あらすじ部分でついつい調子に乗ってしまいました笑
    短いながらも余韻の残る作品にしたいと思って書いたので、読み応えがあると言っていただけて嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • お母さんの記憶とリンクして雪華ちゃんを押してしまった時はゾクッとしました。
    二人の死に大きく関わる雪はトリガー。
    先生と同じ死に方を選んだ彼を、誰も責められはしないけれど、なんとも切なさの残るストーリーでした。

    作者からの返信

    仁科さん、読んでいただきありがとうございます。
    まさに今作のキーは”雪”です!そして、彼女の”匂い”、これらが起因して彼は思い出してしまったわけです。誰しもが救われるわけではない、そんな不条理さを意識して書きました。
    熟読していただけて嬉しいです。ありがとうございました!

  • 「雪華」も「僕」も「深蕗先生」も決して破滅的な未来に手を伸ばしたかったわけではないだろうに、行き着いてしまった結末。お互いにそそぐ愛情や想いやりは確かにあるのにそれが必ずしも実を結ぶとはかぎらない...『悲しい』の一言に尽きる人間ドラマ、拝読させていただきました。

    別の機会に読ませていただいた物語はたしか結構コアなホラー作品だったと記憶しておりますが、こういった作品もかかれるのですね。企画に参加いただきありがとうございます。

    作者からの返信

    秋島さん、読んでいただきありがとうございます。
    時に善意が意図せず他者を傷つけるかもしれない、その悲惨さが今作のテーマです。また他作の件ですが、作品によって書き方を変えるので、印象も随分違うと思います。色々と気づいていただけて嬉しいです。
    ありがとうございました!