第9話 あれから3年後……
センパイとの永遠の別れから……
もう3年の時が経過した。
私も社会人になり、あの時の想い出が、、、切なく蘇る。
(センパイ。私、、もう社会人になっちゃったよ。
センパイは、どこで何してるんだろう?)
会社での受付をしていると、
たくさんの営業に来る人達から
あたしは、食事に誘われる……。
その度に、断っていた。
『ごめんなさい』
会社では、難解不落の女として、噂されていた。
あたしは、あれからもセンパイだけだよ?
ほぅ、とため息をつきながらも
仕事に
そんなある日の事……。
軽く飲みたいな?って気分になって、フラフラとBARに入った。
カウンターに座ると、あたしは
『カシスオレンジ』
と頼む。 と……その時、、、
店員さんが、一杯のカクテルを
あたしに差し出した。
『へ??』
『頼んでないですけど?』
『社長からのおごりです!』
『は??しゃ?社長さん?』
あたしは店内を見渡すと、それらしき人は、誰も居ない。
(まぁ、いっか。)
カシスオレンジと、もう一杯の
カクテルを目の前にして、あたしはほろ酔い加減だった。
♢♢♢♢♢♢♢♢
店の奥から、見慣れた人影が……
『?? ……あれ? !!』
『
あたしは突然に現れた
雰囲気が落ち着いて大人になった
『セ…… ……センパイ?
どうして??!』
『俺の方こそ、どうして??!だよ。
よかった。』
『ここは俺の店なんだ。ホテルも経営してるんだ。よかったら……
俺のホテルで泊まってかないか?』
『…………?!! え?』
『ずっと、
明來、、、俺、ガマン出来ない。』
センパイは、素敵な男性に変わっていた。あたしの心臓は
忘れられない人を目の前にして
早鐘を打っていた。
そして一呼吸置くと …………
センパイは……
『お前を抱きたいんだ』
あたしは、その一言に酔いが一気に覚めてしまった。
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