ヒーロー集結

第4話「仲間集め」

メガロドン怪人と戦っているドライガーにプテラノドン怪人が襲いかかりドライガーは更にピンチに!?


2体の強敵を相手に苦戦するドライガー。

「ぐっ……このままじゃ……やられる……」


そこにパトカーが到着し、火村が現れる。

「勇一さん!伏せて!」

火村は『変身』。

GTN-1が『Gランチャー』を撃つ。

メガロドン怪人にダメージを与える。

「ぐぁっ!?」

ドライガーは『ドラゴニックランス』でプテラノドン怪人を攻撃。

「チッ……邪魔が入った……引くぞ……」

そう言ってメガロドン怪人とプテラノドン怪人は姿を消した。

「クソッ……なんなんだ……アイツら……」

「勇一さん!大丈夫ですか?」

「ええ……助かりました」

「葛城警視から話は聞きましたけど……まさか奴らが?」

「そうみたいです……」


その後、勇一と火村は警視庁に戻る。


その頃、姿を消したメガロドン怪人とプテラノドン怪人はバルバと合流していた。


プテラノドン怪人はジェームズの姿に戻り、メガロドン怪人は男の姿に戻る。

メガロドン怪人の正体は……。

「グレー、ご苦労だったな……」

グレーと呼ばれるこの男。

「バルバ……ああ……後一歩だったのに……邪魔が入った……」

「まぁ、仕方ない事だ。我々の大いなる計画には邪魔が付き物だ。前にも邪神の力を手に入れようとして、ヒーロー共に邪魔をされたからな……」

「フンッ……そんで今度はそのヒーローの力を利用しようってのか……」

「そう……だから必要なのだよ……ドライガーの……宝玉が……」

「それと、俺が盗んで来たのとどう関係があるんだ?」

ジェームズが突然喋り出した。

「ああ……まだ説明していませんでしたね……ドライガーの宝玉と、ジェームズが盗んで来たアレを組み合わせれば……我々の計画が大きく前進するのですよ……」

「ん?」

「ところで……そろそろスカー達も来ますよ……それまでに準備を……」

「ああ……」


バルバ達は一体何を考えているのか?


その頃、守も警視庁に呼び出され葛城、火村、勇一、守の4名が一同に会していた。

「では、守君……情報を整理したい……もう一度説明してくれ」

葛城がそう言うと守はもう一度事情を説明し始めた。


アメリカでジェームズと呼ばれる男が盗んだ物、それは未知のエネルギー鉱石、エクゾリウム鉱石。

そして、それは謎の組織による陰謀だと守は説明する。

敵は正体不明の組織……。

更に組織は前回入手に失敗した邪神の力の代わりに同じく神の力である龍神ドライガーを狙って日本にやって来たと言う。

奴らの真の目的はまだ不明だが、守は組織に対抗する為にドライガーと協力し、組織の野望を阻止する為にやって来たと言う。


「エクゾリウム鉱石か……確か、アメリカで新発見された鉱石だね……奴らはそのエネルギーを何らかの目的でドライガーの力と同様に利用しようとしている……」

さすが葛城、理解が早い。

「よし!火村君も協力して勇一さんを護衛して下さい。自衛隊の寺本さんにも応援を要請しておきます」

「了解!」

火村が葛城に敬礼をする。


「あの……葛城さん……」

「ん?なんだい守君?」

「実はもう一人……協力してくれる人が居まして……」

「え?」

「明日には日本にこれるはず何ですけど……」

「わかりました。ではその人が到着したらこちらに連れて来て下さい。こちらでも受け入れの準備をしておきます」


そして、この日はこれで解散となった。


家に戻った勇一は正信にも今日の出来事を話した。

「う~ん……そうか……邪神以外の新たな敵が現れたか……」

「うん……」

「お前……大丈夫か?」

「え?ああ……うん」

「邪神との戦いも激しくなってるのに……ここに来て新たな敵……体壊すなよ」

「うん……大丈夫だよ」

「そっか……よし、ご飯にしよう!」

そう言って正信は夕食の準備を始めた。


その頃、日本にやって来たスカーとブラウがバルバ、グレー、ジェームズと合流していた。

「よぉ、ご苦労だったな」

スカーがそう言うと……。

「ああ……エクゾリウム鉱石を盗むのには苦労したぜ……そろそろ報酬をくれよ」

「そうだな……くれてやる……」

そう言ってスカーはジェームズの体を貫いた。

「ぐぁっ!?テメェ……な……何を!?」

「お前は……もう用済みなんでね……」

スカーはそのままジェームズの体を切り裂き殺害した。

「フフッ……哀れな……」

バルバは不適に微笑む。

「よし……後はドライガーだ……行くぞ」


遂にスカー達がドライガーを狙って動き出した。


続く……。

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