第105話 アイカのダンジョンの様子は?  

* アイカのダンジョンの様子は? 


何か、ワイワイ、ガヤガヤ、食べて、飲んで、飲んで・・・騒いでいたけど、周りには他に誰もいないしね、ココは南海の孤島だよ!

途中からは、酒のカップを手にしながらも、エドガーが焼き方を代わってくれたので、私達も十分に食べることができたしね。私は、また途中から焼き方にまわったけど、エミリもアイカも、食べだしたら・・止まら無い? 呑兵衛たちと同じだね。


「なあ、ミヤビよ、こういうことは、どこかでやっていたのか?」

そうだよ、休みにはね、まあ、夏限定だけどね・・・日本だけどね・・・

「なかなか・・・遊ぶというものか? のんびり気ままも良いものだな? まあ、俺たち竜族はもともと、自由なんだけどな、お前に開放してもらって、感謝してるんだぞ〜」

解った、解ったよ〜、もう、良いってば・・・もう、済んだことだよ!〜

もう、良いから・・・私をいろいろ助けてね! ヨロシク!


「近頃、めっきり、あの猫ちゃんは姿を見せてないよな〜、どうしてるんだ?」

ああ、リンネね、いるよいつも、私のそばに・・・ねえ、リンネ! リンネも何か食べる? 来てよ! みんなに紹介するわよ?

と、すぐに、現れて、私の肩に乗っかっているよ、リンネ! ありがと!

『まあ、紹介どうのこうのは別にいいけどな、その、マグロ肉、美味そうだな、それと飛竜肉か・・・』

なので、器を出して、焼いた肉を並べて出してあげたよ。

そうか! マグロの刺し身もいっとく?

と、コンロの調理台で、マグロ肉ブロックを出して、リンネサイズにして切り分けて別皿に盛ってあげたよ・・・ 焼いた肉をあっ!と言う間に平らげていたけど、刺し身を見て、飛びついてきたね。やっぱ、猫には魚、なんだね〜 普通の猫がどうなのかは知らないけど、リンネは、マグロも好きだよ!


それで、リンネにお肉をあげてたんだけどね、エミリに見つかった!よ、

「あっ!猫ちゃんだ〜 久しぶりね〜」て、なでなでしてるよ〜 えっ! リンネが触らせてるけど・・・良いんだよね、触られてるから・・・

みんなも、寄って来てしまったので、まあ、一応、紹介しておこうかな?

この猫ちゃんは、私ミヤビの大切なペットです。名前をリンネって言います。猫ちゃんって言っても、ドラゴンよりも強いのよ〜 ヘヘヘ・・・ ということで、普段はね、どこかにいるんだけど、私が助けて!なんて言えば来てくれる、不思議な猫ちゃんで〜す。

って、適当に紹介しておいたよ、嘘は・・・言ってないよね〜

そしたら、ダミアンがね、「ミヤビ、ソレって、召喚獣ってことなのか?」

違うよ、ただのペットだよ!? あとは秘密なんです〜

「解った、極秘みたいだな、解ったよ、可愛いペットの猫ちゃんだね〜」

そう、良いでしょ!、いままで、何回も、私の危ないところを助けてくれたんだからね〜 ねえ、リンネ! 『にゃあ!』 だって・・・リンネったら、お茶目!

『ふう〜 食った食った! ミヤビ、美味しかったよ、ありがとう。そろそろ帰るね、あまり居ると、ミヤビは余計なことまで言いそうだから・・・』

ふん、言わないよ〜 コレでも、一応、考えているんだからね〜

『解った、解った、まあ、どっちでも良いけどね、バレても、記憶操作しておくしね・・・じゃあ、また!』

ああ、そうだった・・・そうならないように、ちゃんと、注意して、「秘密」でごまかしておきますよ〜


みんな、食事も終わったけど、ここから動かないよ? お腹一杯で動けないとか?まさかね・・・まあ、良いわ、私は、エミリと、お片付け!だ〜。

手間は無いよ、魔法で綺麗にしちゃうからね、ゴミやカスは、収納して虚無空間へ収納して・・それにしても、これだけの人数がいると、食べる!よね〜

まあ、食材が足りなくなることは無いけどね〜

男衆と大人たちは酒盛りが始まったので、まあ、私は引き上げよう。

ごちそうさまでした! って言ったら、みんなも、酒の途中でも、合わせて、ごちそうさま!してるよ、嬉しいな〜

すぐに、エミリとアイカも屋敷に戻ってきたので、エミリに言って、お茶でも出してもらおう。玄関入ってすぐだからね、居間のソファーに座って・・・一息付けたよ〜 あああ、良く働いたよ〜 

「ミヤビ! お疲れ様、すみません、いろいろやって頂いて・・・」

まあ、そういうことは、いいのよ、みんなの休日なんだからね〜


アイコ! コアの調子はどう? 上手く行ってる?

「はい、凄く順調にレベルを上げているようです、それと、マモル君も他の階層まで遊びに行って、いろいろ訓練というか、魔物狩りを楽しんでいるようです。」

魔物狩りは良いけど、彼に敵なんていないでしょ? コアの魔物生成の余力は?平気なの?

「はい、全く、問題ありません。反って、経験値が生かされますから、そのお陰で。どんどん魔物のレベルも上がってきてますから、もう中層を超えられる冒険者は少ないです。」

それはそれで、また大変じゃあないの? ダンジョンに入ってくれる冒険者が少なくならない?

「それが・・・増えているんですよ〜 中層でも、時々宝箱を出すようにしたんですよ、そしたら、それを目論んでいるんでしょうね、どんどん来ていますよ。

まあ、宝箱っていっても、そんな良いものは入っていないんですけどね・・・」

ああ、そうね、ねぇ、アイカ、私、古い剣とか、魔剣とか、いっぱい持ってるし、いろいろ他にも作れるよ! 何か欲しいものある?

「えっ!そうなんですね・・・ 鉄の素材が欲しいので、錆びたり折れたりしたもので良いので、そういう剣などがあれば・・・」

なんだ、そんなことで良いの?

「はい、あとは素材から、ダンジョン・コアが作りますから・・・」

解ったわ、そういうのはね、砂漠にたくさん埋まっているからね、今度、回収しようか?

「はい、ご一緒します!」

うん、うん、良いよ〜

と話しながら、収納内を探っていたんだけど、錆びた、壊れた剣は、ほとんど回収していないけど、鉄剣や魔鉄剣、鋼鉄剣はいろいろあったので、数えてみたら、とりあえず、150本は渡せるわね? 欲しい?

「ええ」

どこに出せばいいのかしら? アイカに渡す? コアの傍に転送する? 

「私が頂いて持っていってもいいんですが、コアの近くに置いていただけるならそのほうが・・・・」

良いわよ、遠慮しないの! そんなのお茶の子さいさい!だって〜の。

と、収納内で選択したものをまとめて、ダンジョン・コアの近くに転送!しておいたよ。

「あああ、ミヤビさん、ありがとうございます」

うん、良いけどね、「ミヤビ」で良いよ、さん、は要らない!




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