第104話 バーベキュー 

* バーベキュー 


・・・もう、しょうがないなぁ〜 いい大人なのにね・・・・

昔の記憶で、何だっけ? ライジャケ? 違う、 ラッシュガードだよ。

それと、ショートパンツ、こんなのを人数分、錬金・作成で、イメージから作ってみた。私、エミリ、アイカ、ターニャにダミアン、4人分必要だね、色は、青、紺、赤、濃赤、黒くらいかな? 大きさは、私とアイカは小さめが良いんだけど、 まあ、ココでの上着みたいなものだからね、多少は大き目でもイイかな〜 

あとで、みんなに渡しておこう!


それと、大事なものを忘れていたよ〜 やっぱ、外シャワーも必要だよね、ベトベトしちゃいそうだし・・・

別荘の右側の外テーブルの前の海側に作ろう・・・

まずは、下地として岩石加工で石板を2m四方くらいに敷き詰めて、その端に、石柱を3本建てて、先端に、金属加工で造ったミスリル製のシャワーヘッドを設置して、水はオークの魔石を組み込んだ簡単な魔道具を使うから、シャワーヘッドに直結。ただし、温水が出るようにしたよ、スイッチは魔道具に取り付けたゴブリンの魔石、触れるたびにON/OFFが切り替わるよ〜

試しに、なんとなくのイメージから作ってみたけど、できたよ! あとはボディシャンプー。まあ、これだけでもあれば良いかな? ちゃんと洗うなら、別荘の中に戻れば良いしね。

今まで、錬金なんてほとんどやって来なかったけど、出来るものだね! 

これなら、日本にあった記憶にあるものなら、何でも?作れそうだね〜

まあ、ほどほどにしておくけどね・・・


沖の方を見てみれば、ターニャとダミアンは遠くまで行っているよね〜 楽しそう!

手前では、アイカは、流石に魔導バイクの練習をやっていたから上手いね、エミリは、あれ?練習なんかしてなかったのに・・・私よりも走れてる?う〜ん、微妙!

まあ、良いわ・・・

お日様?の位置的にはもうそろそろみんなも帰ってくるわよね。

と、そこに、アスラとガロンが戻ってきたね。収穫は?

魔マグロ一匹に、果物? マンゴーみたいなものと、パパイヤみたいなものと、これはパイナップル! それに、何と!バナナ!緑色だけど・・・

しかも、何か全部、虫食いの形跡があるよね〜

一旦全部、収納内に回収してから、改めて出してみたよ。

いつも不思議!だよね、果物なんてもう、傷なしの高級フルーツ並になって出てきたし、マグロは? 変な虫とか細菌まで除去されているからね、もう、さしみ!でもいけるね。


二人に言って、外シャワーを試してもらおう。

男なんだから、パンツ一丁で構わないからね、チャチャってシャワー浴びて綺麗になってちょうだいな!〜

「おお〜これ良いなぁ、ミヤビ、あんたが造ったのか?」

そうよ、ガロンのスキル大活躍だよ〜

「そうか〜、役に立ててよかったぞ〜、なあ、アスラ、これ良いな〜」

「たしかに! 規格外! さすが!我らの主だよ!」

うん、まあ、そういうのはいいから、で、どう?なの、ちゃんと魔道具、動いてるよね?

「ああ、魔力回路も正常だね、旨く組み込んである!」

「そだぞ、岩加工や金属加工も問題無いぞ〜」


うん、じゃあ、シャワー終わったら、少し休憩してて、暇があったら、そこの竈門に薪で火起こししておいてくれると嬉しいな〜、昼はバーベキューだよ?

このマグロも焼こうかな?

って、マグロなんて捌けないよ〜・・・そうか! 収納解体でなんとかなるかな。

再度収納して収納内解体。出来たのが、マグロの最高級ブロック肉、5kgx100個。 頭もあるけど、・・・私は、要らないかな・・・


そこへ、エドガーたちも戻ってきたので、シャワーを使うように言ったら、3人で仲良く、シャワーを使っているよ。エミリも、アイカも、もう慣れたようだね、良かったよ。女子二人には、そこのボディシャンプーを少し使えば、もっと気持ち良いよ〜って教えてあげたよ。 何か、キャキャ、ウフフフしながら楽しそうに体を洗っているね・・・

3人が終わったので、私も、シャワーしよ! 

あああ〜、極楽! 暖かい空気の中で浴びる暖かいシャワーも良いわね〜 ボディシャンプーも柑橘系の香りにしておいたけど、まあ、これはこれで良いかな? まだ、いろいろ作れそうだし。

それで、魔石に触れてOFFにしたものの、あっ! タオル用意してないじゃん!

と、気持ちのいい風に包まれたよ? 脱水して、恩風乾燥?してくれてる?

ふとエドガーを見てみると、「どうだ? 乾いただろ?」

あああ、ありがとう!やっぱり、気が利くわね、貴方は最高よ!

とそれを見ていたエミリやアイカまで、エドガーにおねだりしている・・・

まあ、やってもらいなさいな、気持ち良いから!


そこへ、ターニャとダミアンも無事戻ってきたよ。うん、確かにこの姿はエロチックね、大人の色気? これは、早急にアレを着せなければ!

シャワーとボディシャンプーを使ってもらって、体を拭いて・・・って、何で二人は、タオルを持参してるのよ〜、これも大人の身だしなみ?・・・さっぱりしたようなので、女性軍に全員、別荘の居間に来てもらう。

いろいろ事情はあるけど・・・コレが、水着の完成形です!ってことで、ラッシュガード、ショートパンツを出して、好きなのをどうぞ〜って言って、まず私が、ピンクのラッシュガードと赤色のショートパンツを身につけて見せたよ。・・・ピンク色は急遽作ったんだけどね〜・・・

それは、そのまま海に入ってもOKだからね〜って伝えておいたよ。


ダミアンは、黒、黒で、ターニャは、紺、紺でまとめたね。

アイカは赤、紺で、エミリは、青、紺、ってところか・・・これは、必要なら、各自に後で好きな色でも申告してもらおうかな・・・

あの大人二人には、ラッシュガードはより強烈!かな? まあ、知〜らない!


エミリに、マグロのブロックを2個と収穫してきてもらった果物を渡して、さあ、バーベキューにしよう!

誰か?お酒は飲むのかな?って、用意しようとしたけど・・・もう、テーブルでは、男たちが始めているので、放置! まあ、好きにしててよ!

なので、私、エミリ、アイカで、飛竜の肉を小さく食べやすい大きさに切ったり、マグロ肉を切ったり、果物を切ったり剥いたり、切った肉をどんどん焼いたり、薪を追加したり、・・・まあ!! 忙しい! けど、楽しいね〜

切るだけでも、仕込みをしておいたほうが良かったみたいだね〜 反省! 




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