第102話 ダミアン、ミヤビの屋敷へ
* ダミアン、ミヤビの屋敷へ
少し、王都の東門から出て歩いているけど・・・
ねぇ、ダミアンさん? なんて言って?出てきたの?
「うん? ちょっと、友達と食事!〜って言って来たわよ?何か?」
いえいえ、何も・・問題ありませんです。
じゃあ、行きましょう! 転移! で、我が屋敷へ。
エミリ、いる?〜 ただいま〜ミヤビだよ! お客さん連れてきたからね〜
「はい、ようこそ、オリバー王都屋敷へ・・・ミヤビの使用人のエミリですよろしくお願いします」
「はい、ありがとう、私は、ダミアン、ダミアンって呼んでくれて構わないわ! よろしくね、エミリー」
はい、了解で〜す。
そうだ、ねえダミアンさん? ・・・「駄目!よ、ダミアン!」・・・
うん、ねぇ、ダミアン! どこの部屋が良い? 一階、2階、3階って空いてるけど?
「ミヤビは何階なの?」 私は3階よ。 「なら、私も3階でお願い出来る?」
エミリ? ダミアンを3階の西の客室に案内して!
2階の居間でお茶しているんだけど、メンバーは、私、ダミアン、エミリだよ。
ターニャとアスラ、アイカはまだ戻っていない、今日はどこへいったんだっけ?
エドガーはきょうは、ガロンのところだしね・・・
「ねえ、ミヤビ、ここってオリバー王国よね?」
そうだけど? ああ、なるほど! つまり、王都を見学したいようだね、なんと言っても、民間人レベルでは国交が無いのだからね、未知の国?ってことだね?
なので、3人で出かけてみることにした。
屋敷からまず見えてくるのが、王都の冒険者ギルドだよ、どう? ウエストと似てる? というか、まあ、私が思うに、全然!雰囲気が違うね〜
中は入らなくても良いかな〜って思っていたんだけど・・・まあ、そうですよね〜
ダミアンが先頭で入っていってしまったし、エミリも入ってすぐに、売店で呼ばれているし・・・まあ良いわ。私は、奥で手招きしている人のことは、知らんふりしているけどね〜 そしたら、大きな声が!聞こえるし〜〜
「ミヤビ!〜久しぶり、帰っていたのか!〜」
そんな大きな声を出されたら、見ないフリは出来ませんよね・・・・あと、個人情報!を大切にしてよね?
今日は、友人と一緒なので・・・・
「うん、良いぞ〜」って一緒に部屋に連れ込まれたよ〜 ダミアンなんて、ウフフフなんて面白そうな顔しているし〜
「元気そうだな! 何よりだ。エミリに聞いてもなかなか教えてくれないしな〜、一応、心配していたんだぞ〜、って、そうそう、お前、こんな美人さんといつ知り合ったんだ? と、失礼しました、俺は、ここ、王都ギルド長のバンスという、よろしく・・・」
「ああ、私はダミアンよ、そう、ミヤビのお友達! バンスさん?よろしくね!」
「ははは、ミヤビの連れてくる奴らはとんでもねぇヤツばかりだよな、全く! 今度は、美魔女様かぁ〜」
バンスさん!初対面で、そういうのは・・・ちょっと?ですよね! どうなんでしょう?
「いやいや、すまん! つい!・・・・ ダミアンさんも、気を悪くしたのなら、本当にすまん! 許してくれ・・・」
「いえいえ、構いませんよ、でも、正直者なんですねぇ〜 私を『美魔女』扱いですかぁ〜 カロンにも聞かせてあげたいわ! ウフフフ・・・・」
「で? ミヤビは何? 休暇だって? まあエミリのことは気にするな、いつも良くしてもらってるからな、休暇くらいなんぼでも出してやるよ! でも、ちゃんと戻ってきてくれよ! 頼む!
そう? そう言ってくれるなら大丈夫ね! まあ、バンスさん次第では、エミリはいつでもこの国から連れ出しますけどね・・・
もう、夜だしね、帰りますね・・・明日からは少し留守にしますよ〜
「ははは、面白い人ね、ミヤビ、何?凄く信用されてるのねぇ〜解るわ!」
まあ、そういうことは、いいですからって言いながら、このまままっすぐ歩いて中央市場へ向かう。流石にまだ夜も始まったばかりだけど、賑わっているよ〜
ダミアンはお菓子屋に入っていって、ウエストでは売られていないようなものを何種類か購入しているよ、箱に詰めてもらってるけど・・・「カロンへのお土産よ」ってことらしい。
あとは、洋品店へ入っていって、オリバーで今人気だと言う洋服を買い込んでいるね、やはり、他国の商品は良く見える?んだろうか・・・
中央市場から南は、まあ、王宮や教会があるからね、パスして、屋敷に戻ったよ。
ねえ、ダミアン、明日からは南洋の小島別荘に行って、バーベキューや、海水浴、日光浴なんかして、のんびり過ごす予定なんだけど、・・・
「いいわね!」
それで、ダミアンに合うかどうかは分からないけど、あなたに水着を用意しておいたの、もし気に入ってくれるならもらってくれないかな?
って、ダミアンの為に購入しておいた水着を3着、ビキニだよ! 出してみた。
色や柄は、店員さんに聞いて、35歳くらいで、活発な女性ってことで選んでもらったよ。
ダミアンの顔が嬉しそうになったよ? 「部屋で試着しようかな?」って言いながら部屋に上がっていったね。
ダダダダッって階段を降りてきて、
「ミヤビ!〜 これ、気に入ったわ、ありがとう! 私にピッタリなのね、よく解ったわね?」
ええ、まあ、何となくですけどね・・・やっぱり、 M3ーM2 だったか!この美魔女が〜
「色も、柄もなかなかいいわね、大人の女の魅力? よく解ってるわね!」
はい、店員さんのお陰でした・・・
「ただいま〜」って帰ってきたのはアイカだね、あれ? ターニャたちと一緒じゃ無かったの?
「今日は、ダンジョンにいっていましたよ〜、エドガーさんが来て、ガロンさんを連れ出してどこかへいったので、戻ってきました」
そう? 二人で出かけたの? どこへ行ったのかな?
まあ、いいわ、ちょっと二階の居間に来て!
「今晩は、私はダミアン、明日からあなた達の休日に参加させてもらうのよ、よろしくね」
「あ、はい、私はアイカです。よろしくお願いします・・・」
まあまあ、二人共、もっと気楽にしててよ!?
エミリ! 今晩は何? 「何でもいいですけど・・・何にします?」
ダミアンに聞いてみた。すき焼き、とんかつ、カレー、焼肉、天ぷら、何でもできるけど、何か食べたいものある?って・・・・
「そうねぇ〜 それ、転生者の料理よね? どこかで習ったの?」
「ええ、いろいろ教えてもらってますよ」
そうだ! ノスト王国のヨーコさんのとこへ行って食べようか? ちょっと行って、予約できるか聞いてくるわね! ってことで、転移!して、ヨーコさんの食堂へ移動。
ヨーコさ〜ん、こんばんは〜、ミヤビだよ〜
「あららら、ミヤビ、元気そうね〜、今日は? 食べる?」
ええ、できれば、6人で食事をしたいのだけど、席はあります?
「ああ、なんとかするよ、ミヤビの頼みならね・・・いつものその奥のテーブルに小さいテーブルをくっつけて、6人座れるよ? それでいい?」
はい、ありがとうございます。あと料理は、和食いろいろで!
「はいよ、任せな!」
あと、30分くらいでまた来ますね〜
戻ったら、ターニャたちも戻っていたので、みんなに、「ノスト王国の転生者ヨーコさんがやっている食堂に行くことにしたよ、メニューは和食いろいろ」ってつ伝えた。
ターニャとアスラは、ドラゴニア王国のあのターニャの魔法陣の洞窟に行っていたらしいよ。そこから、少し、今の王国の様子を見てきたんだって・・・
最悪!で、もうじき戦争状態になるよ!って言っていたよ・・・こっちに、影響が無いことを願うよ〜
ターニャとアスラにダミアンの紹介をして、さあ、みんな揃ったので、夕食を食べに行こう!
ヨーコさん、来ました〜って、食堂に入っていったよ。
あらあら・・・ちょうど良い具合ね、湯豆腐からいこうかなって思って、軽く温めていたからね、って、まずは湯豆腐が出て来るらしい。
その後も、すき焼き、天ぷら、焼肉って出てきて、締めには何と!茶碗蒸しが出てきたよ、ヨーコさん凄い! エミリとアイコが一生懸命にメモしてヨーコさんに質問しているし、ターニャとダミアンは、気が合ったようで、食事と会話が止まらないよ〜
アスラは、仲良く、大人しく?食べているね・・・ 私? は、まあ、みんなに気を配りながらね、注文を追加したり、飲み物を追加したり・・・いろいろ。それにしても、みんな〜良く食べるな!・・・・
食後に、ダミアンが、「ここは、ノスト王国?」 そうだよ!
「まあ、今日は良いけど、また連れてきてくれないか?」 了解!
ということで、オリバーの屋敷へ戻ってきた。
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