第24話 聖剣改造 

* 聖剣改造 


リンネから念話で、「レベルは?」って言われたので、自己鑑定する。

▶ミヤビ レベル110⇧ 

新しく取得した魔道具は、

*解呪の腕輪(薄桃)

*耐寒・耐熱の腕輪(薄青)

*闇転移の指輪(薄桃)


凄い! レベル100超えてるし〜 私、強くなってるの?

あっ、最初の方、いつも一緒だから読み飛ばしてたけど、再度リンネに言われてよ〜く見てみたら・・・


*転生者:勇者(予定者)

*スキル:勇者スキル(聖剣召喚、勇者魔法)


なんて出てるよ〜 何これ、私が勇者? 勇者をしないといけないの?

どうしよう? そんなの、何となく、絶対にイヤだよ〜 ・・・


「ミヤビ? 落ち着いたかい? とうとう現れたね、勇者の称号、でもね、もう、勇者候補者たちは既に認定されているからね、ミヤビは、そんなの無視で関係なしで良いそうだよ、これは、転生神が言っていたことだからね」

って、いろいろ、リンネが教えてくれた。落ちこぼれの理由、転生神様が私を見ていてくれること、リンネが神獣として、私を守ってくれてること、そして、これからも、私の好きに生きていけば良いって・・・

なんだ!〜 それで良いなら、・・・一気に、気が楽になったよ〜 それと、リンネ、ありがとうね!

でも、そしたら、リンネとはもう、お別れ?なの? 

・・・・

「またまた、何を言っているんだい、このオタンコナスは!」

って、いつも酷いよね、リンネってば、もう!〜〜〜〜

でも、リンネはこれからも、ず〜〜と、私のところに居てくれる!んだって!!

ああ〜〜神様!ありがとうございます! お会いしたことはありませんが〜・・・


それと、リンネから言われたけど、とりあえず、鑑定の隠避で、勇者関係のものを隠しておかなければ! 私のにもね。あとは、ついでに、公開レベルを少しだけ上げて、45にしておいたよ〜〜


でも、リンネったら、聖剣召喚をやってみろ!って言うのよね〜

そんなの本当に出来るのかしら? だって、向こうに本物の勇者(候補)もいるんでしょ?

でも、向こうの勇者候補は、まだレベルが低いから、そんな勇者スキルはまだ使えないだろう、ってリンネは言うけどね、・・・なら、やってみようかな?

スキルの使い方は、鑑定して頭に入れたので、「聖剣召喚!」って右手を上に上げたよ。

周りから、光が集まってきて、綺麗な剣が私の手に握られている! これが、聖剣! リンネに言わせれば、教会の魔道士たちが何人もの犠牲を払って頑張って作ったものらしいよ、でも、それなりに性能は良いんだって。

リンネがちょっと貸してみろ、というので、地面にそっとおいた。リンネがそれに触れたと思ったら、聖剣が二本になってる!

そしたら、元の聖剣を持って召喚解除をしろっていうので、言われるままに聖剣召喚解除ってやったら、どこかに消えていった・・・

まあ、向こうの勇者君にも悪いしね、ひょっとして向こうで、召喚できない、なんて騒いでいるかもしれないしね、用が済んだものは早めに返してしまおう、ということらしい。


それで、リンネは、今また、複製?した聖剣に手を触れて何かしている。

あれ? ちょっと時間かけてる? いつもなら一瞬なのにね〜

なんてことは無く、ほんの三瞬?くらいで、また周りから光が集まってきて複製剣に吸い込まれていった。

できたようだよ、名は「聖神剣」(神級)ってものらしい。どう見ても、先程の聖剣より、格上? ? よ〜

リンネの説明では、本来の聖剣を改造したもので、その性能は・・・

⇛聖剣の呪いがかかっていない

⇛本来の聖剣同様、光、聖、時空魔法に特化

⇛退魔だけではなく、魔王魔法、聖魔法ともに防御する、本来の聖剣さえ無効化する

⇛効果倍増、強化

⇛自重軽減

⇛重力魔法付与:加重、減重、加圧、減圧、

⇛所有者限定:ミヤビ

ということらしい、何か? この剣の性能、凄すぎる!よね〜〜


後は、ミヤビにも扱い易いように、って、見た目から、ゴテゴテした飾りを外して、1mくらいに縮めて、鞘にも入れてくれた。見た目は、鞘も、刀身も、真っ黒な剣。私が勝手に名付けて「」。私の収納に入れておいた、重要区分にだよ。


今日はここまでにして、屋敷へ帰ろう! ということになったよ。

転移で行けるの? 「やってみれば?」って言われるので、ならば、私の屋敷まで、転移! 闇転移、出来るじゃない! 凄いよ〜〜〜

「ただいま〜 エミリ居る? ミヤビだよ〜」



>>閑話: 勇者候補者 ヒロ


やったぜ、俺もレベル50だ! 流石に勇者候補者のレベル上昇は早いな、神様、感謝だぜ!

それで、レベル50で解放されたスキルを試しているんだけど・・・これが、うまくいかないんだよな、何も間違えてないと思うんだけど・・・

「まだ、早いんじゃないの? レベル51が必要とか?」

「イヤ、ヒロ君なら出来るはずです、頑張って! 支援かけますよ」

「うん? 50か〜 おれはまだ、48だよ、ちくしょ〜」

もう、何回トライしたことか!いい加減、魔力も持っていかれるな〜

・・・って、あ〜、来たよ、来てる〜 見ろ、光が俺の手に集まって来てる〜・・・って、あれ? 消えた? まただ、失敗! また明日にしよう。



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