過去の言葉と言いつつも、ちょっとしたエピソードを、混じえて面白く書かれていたり、言葉を深く読み解いたり……日本語の楽しさがわかる作品です! 読めば目からウロコ間違いなしです。 日本語の面白さを感じてみませんか?
現在ではあまり見聞きしなくなった言葉たちに焦点を当てた、着眼点の鋭いエッセイです。作者の実体験や思いがしっかり込められているため、文章が辞書的にならずにとても生き生きとしています。楽しく読めて勉強になる、そんな作品をお求めの方に、ぜひ読んでいただきたいです。
蘊蓄ですが、言葉の奥深さを『言葉の露』というそうです。この作品もそんな言葉の露に満ちていました。言葉=葉っぱに見立て、その葉っぱに滴る露のように言葉の儚さを例えた言葉らしいです。言葉で傷つくこともあったけれども、言葉で救われることもある。言葉って不思議ですね。