第18話 悩む兄妹
「キャ……キャレさま、あ、あの……」
びっくりして、どのくらい固まっていたでしょう?
やっと頭が回り始め、出た声は
だって……
「この話は、帰ってからゆっくり」
キャレさまはそう
……そう言えば実家で、どなたか
キャレさまが
いえ、そもそもキャレさまで合っているのかしら……? 引き合わせたい方がいらっしゃると考えたのが、間違いなのかしら?
◇
予定より一日長く
そして、
「ドゥールムン
キャレ王子
「ドゥールムン
「はっ。ご
「カナリア
「
「カナリア
「
お兄様と共に
「お兄様……。どうなっているのかなど、
「お会いした男性がキャレ王子
かと言って、
「以前のお立場なら、カナリアをお
やはり、お兄様も同じお考えですわ。
「あ、もしかして? これから、別の方とのお引き合わせが決まっているのかしら?」
「それなら
そうなさらず、ずっと会っていらっしゃるのが分からないんだよ」
それもそうですわね。
「ただ、カナリアをとても大切にして下さっているのは分かるよ」
「え?」
どうしてそんな事が分かるのかしら?
「
気付かなかったのか? と、お兄様は不思議そうになさるけれど……。
「
「まあ、そうだろうね。良いお品だと思っても、どこまで良いお品かは分からないね」
お兄様によれば
「
「ああ。普通は、
他のお品を見る事がなったから、ここに来た者に
◇
「ドゥールムン
考えても分からない事に考え疲れた頃、キャレさま付きの
それは、
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