第11話 町歩き
「お疲れになったでしょう? 少し休みましょう」
到着した当日の昨日はゆっくり過ごし、旅の疲れを
翌日の今日は、
その他、
「
そして、どうにか
見ているだけで、うっとりするような数々のドレスもあり……。かなり時間が過ぎましたのは……、
「最近、
「まあ、
「この国は、
「きゃ、キャレさま……っ」
確かに、
ですが、こんな人の多い所で、そのような事を……!
「大丈夫ですよ。この国は、変わりつつありますから」
しかし、それは買い物がとても
肉屋では、あらゆる肉が
たったこれだけでも、
野菜は八百屋、果物は果物屋――
これも、
あらゆる店や
それを改め、店で調理して飲み物や食べ物を
「
手を引いて下さっているキャレさまが、そう教えて下さいましたわ。
「まあ、そうですの?
「便利さが分かりますね」
「はい。
「こちらです。さあ、どうぞ」
キャレさまに案内して頂き、店の前に立つと、店の
そのドアを
「ケーキスタンドの下段には、フルーツサンドのロールサンドと野菜のミニサンドを。上段には、お勧めの焼き菓子を」
注文が終わると、店の
「どうですか? この
「
何より、『エレベーター』が設置されていて……。大変、
甘やかに
「
今は
「はい。一組で一部屋利用できますのは、落ち着きますわね」
「一
お話ししておりますと、頼んだ紅茶と二段のケーキスタンドが届き、すっかり話し込んでしまいましたわ。
「さて、次の店へ行きましょうか」
「まあ? 次はどちらへ?」
「カナリア
本がお好きなようなので、本屋へご案内する
「まあ?! 本屋?! 楽しみですわ!」
「シュシェーナ王国の本も多いですよ」
「本当でして?」
「ええ。多分、国内で一番、シュシェーナ王国の本を
本屋までは、少し
「
「
王国となり、国を立て直すにあたり、広い道と
「
「白く保つには、お金も掛かりますから……
「そうなのですね」
「着きましたよ。どうぞ、お手を」
「ありがとうございます」
本屋に着き、キャレさまの
そのお手をお借りし、お店へ入れば……
「まあ! 凄い……っ!」
「そうでしょう? お好きそうな本は、あちらにありますよ」
手を引かれ、
「あ、ほら。これなどお好きでは?」
「……『シュシェーナ王国……旅行記? ジスド
あら、こちらはキャレさまがお好きそうですわ」
「ん? 『引き算の部屋作り』?
これは、……ほう……。ああ、確かに。好きですね」
何度もお会いし、好みも理解しておりますから。お
本屋の後、別の
キャレさまと、楽しい町歩きの一日を過ごしましたわ。
明日は
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