第10話 手当とドレス
「こちらは、『
「ほう、これが……」
「シュシェーナ王国は、相変わらず面白い物を作りますわね」
「ですが、非力な女性にも
馬で一日の
その
「一ミリの糸で出来た
「
「そうですね。そのお蔭で、母子三頭が楽に
「そうなのですが……」
「せっかく
パンツドレスは万が一があった時、逃げやすい服ですわ。しかしながら、レースやリボンといった
それが
「
「そうでしてよ? 本来、この人数で
それが
「カナリア
まして、パンツドレスとはそういう物。それに、お
確かに……。一番手強い
「それより……」
キャレさまのお声が
「女性のお顔に……、かすり傷とはいえ傷を負わせて……すまない……」
馬が
「キャレさま、カナリア
「いや、道具を。私がするよ」
移動式
内心、あたふたしている間に、キャレさまは
お顔が近いですっ! 今は手は当たっておりませんのに、温度が伝わって参っております……っ!
「……うん、
それどころではありませんわ……っ! 顔が……心臓が……!
「助けて頂いた上に、女性の顔に
「いいえ、このくらい大した事はございませんわ。
顔が上げられず、もごもごお返事をするのがやっとですわ。
「……そう言えば、
「は、はい。
「そのお蔭で、
……ですが、無茶だけはしないで欲しいものです」
そう
「……っ…………っ!」
無表情以外、どんな表情をなさってもお美しいキャレさま。心臓が
「パンツドレスは、
一先ず、お帰りの時に着る
最後に、にっこり笑われたキャレさま。
キャレさまのお笑いになったお顔は、男性の
うかつにも、
その後、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます