あとがき

自分には特別な才能なんて何もないと嘆いている人に捧げます。


本当は主人公は前世の記憶が戻ったあと空虚な自分を変えるために努力をして、努力の天才と呼ばれるようになったとハッピーエンドで結びたかったんです。ただ某コンテスト用に書いたので、1000文字以内にまとめるという事でそれは諦めました^^;。


モーツァルトは35歳で病死しましたが、それは本当に病死だったのか?

前世を思い出した主人公であれば、本当のところは分かっているはずです。


20歳というのも、人生をやり直すには決して遅くないという思いを込めています。

蟻に幸あれ^^。


題名についてですが、もちろん元ネタはイソップ童話の『アリとキリギリス(又はセミ)』です。アリがせっせと働くあいだ、キリギリスはヴァイオリンを弾いて歌を歌っています。ディズニー映画だと最後アリはキリギリスに食べ物を分けてあげて、代わりにキリギリスはアリにヴァイオリンの演奏を聴かせてあげるというハッピーエンドだったりします。

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