第2話 真意

元彼とは普通に話している。話したいわけではないけど話を振られると普通に話してしまう自分がいる。そして、会えると嬉しくなっている自分がいる。

こうやってこれからの人生でたまに会うと思うとどこかで戻れる気がしてしまう。気がするというよりむしろ確信してしまった。

そんな変なハイテンションで私は友人の誕生会に向かった。友人以外みんな初対面だったのに気づいたら自分の失恋話をしていて、最終的にみんなに知られた。こういうのよくないよね。って自分でも思う。

でも優しそうな男子がめっちゃ共感してくれて、僕だったらまだ未練あると思うって言ってきた。

未練とかないじゃないんだよなぁ。恋愛というゲームにゲームオーバーした悔しさとかなんだよなぁ。

って言われた時は思っていたけど日が経つにつれて未練がある自分がまた現れて、既に新しい彼女を作り未練なんてない元彼を思い出し傷心中。

悪いところの方が多い元彼なのにどうしてこんなに好きなんでしょうか。

早く新しい素敵男子出てこい!!と思うと同時にまだ早く戻ってこい!と元彼に訴えている私もいたりして、でも結局これだと人任せなので私生活を忙しくするのが一番なんだなぁと納得できるようになってきた。

やらないといけないことは山ほどあるんだし。その方が自分のためになるよな。

大体こっちが怒ってるの気づけよ、馬鹿ばかばーか。

ていうか私ってこれからの恋愛もこうして振り返ったりするんでしょうか。書きたくなるくらい好きな人ができたらまたするんだろうなぁ。

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