シックス戦記

ep.47 商業都市ヴァッカダロでの戦闘ROUND2

続きです。

　女神教会本部騎士団長に迫る

ダイヤモンドチェーンソウ！

女神教会本部騎士団長

「聖剣第３開放！

クギャーーーーーー!

身体が持たない！

喰らえ!ホーリースロウ！

それは、どこまでも

追いかけていくぞ!

覚悟しろ！」

女神教会本部騎士団長が

投げた聖剣が、シックスに迫る！

その時、女神教会本部騎士団長の

上に影が！

国王ダーベベイダルと、

宰相デスマルダだ！

スバッ！

両腕を斬られた

女神教会本部騎士団長！

国王ダーベベイダル

「貴様！朝から、よくも

王国の民を襲ってくれたな！」

女神教会本部騎士団長

「フッパー！

無駄!無駄なのだよ！

フン！」

掛け声と共に、両腕が再生する

女神教会本部騎士団長！

そして、土魔法の防御壁を

貫通して聖剣か、シックスを

貫いていた。

のだが…？

アレ？

血が出ない？

ズズズズズズズズ！

聖剣が、シックスの中に

入っていき、消えた。

（シックス視点）

クソ!鉄塊の防御壁を貫通だと！

う！く！聖剣というのは

本当だったのか…。

だがコダクサンって…

女性を襲わせて、聖剣って…

元女神のヤツ同性にも

キツイ奴だったのか…

アレ？

血が出ない？

痛くない？

どうしたのか？

【ピンポンパンポン♪

ピンポンパンポン♬

初級世界管理者・神級杖から

分離された能力が帰って来ました。

復元します。

神級杖の核に格納されました。

しばらくすると、

再設定と試運転の為に一時的に

使用可能になります。】

アレ？

あ！！！！！

あの、元女神が、持っていた

デカい杖の事か！

初級だったんだ…。

あ！あの杖が聖剣コダクサンを

回収したのか！

なるほど！

シックス（辛党　大助）

「女神教会本部騎士団長だと！

嘘つけ！

貴様のやっていることは

露出狂が女性を襲っているだけだろ！

バカもそこまでだ！」

女神教会本部騎士団長

「そんな、ばかな！

聖剣は、どこに行った！」

シックス（辛党　大助）

「聖剣は、あるべきところに

帰って行ったよ！

嘘だと思うなら、やってみろよ？

メガミ・スラッシュか？」

女神教会本部騎士団長

「舐めるな！メガミ・スラッシュ！

(プー！）」

屁が出ただけだった。

くっせ〜！

コイツは殺人級の臭さだ！

宰相デスマルダ

「なんて、臭さだ！

俺等を殺そうとした現行犯で

縛れ！やれ！」

騎士達に、鎖で縛られて

連行される女神教会本部騎士団長…。

国王ダーベベイダル

「息子よーーーーーーー!」

シックスに飛びつく国王？！

ハァ？(ﾟДﾟ)？

その場の者達が、唖然とするなか

シックスも、え？！

となる、状態。

メイド・リリーとルリーが

仕草で、どうも話を聞いてやれと

お告げが来たと、伝えてきた。

□□□□

（国王ダーベベイダル視点）

『まあ…心配しておるのは

わかった、抱きつけ！

本当の実の息子と一緒に扱え！

ならば、道も開けよう!』

突如、頭に響いた清らかなる声！

最近は、政権のパワーバランス

力学ばっかり考えていたので

世俗の垢にまみれていたが、

それを捨てた時に、出た言葉が

「息子よーーーーーー!」

だった。

その横で、首に短剣を当てて

命と引き換えに話を聞いてくれと

嘆願する娘のマーナ。

エルフメイド達が、

シックスに何かを伝えている。

シックスが

「は〜、わかったよ。

あの方々の頼みなら、仕方ない。」

と、言って同行してくれた。

ドルチェが、

「やっと、アホの皮算用を辞めたか。

やれやれ」と、言う。

イヤ、あの声を聴いて

目覚めた…。

本当にアホな打算しかやって無かった。

さぁ、どう話を切り開くか…

もう、正直に猛毒となった

ルットライン侯爵家に、

触りたく無かった。

と、言うか？

あの呪いの渦巻きには

近寄りがたいものが、あるからな〜。

□□□□□□

その頃、

女神教会本部では、

バルガード王国での

異世界勇者召喚しなくても

転生したやつがいるらしいと

聴いて、教帝モルカーは

小躍りしていた！

教帝モルカー

「すぐに!捕まえよ！

われの言うことを聞くように

説明とか、説得とか、

するのは面倒だ！

奴隷にしてしまえ！

よし！戦争だ！

税金もあげろ！3倍だ！

民から金を奪い取って

久しぶりに一本100万のワインを

みんなで飲むぞ！

ヒャッハー！」

こうして、

女神教会本部騎士団長が

商業都市ヴァッカダロに

出陣したのは、

戦争で税金を上げることが

できるとの喜びで

忘れ去られて、

聖剣キッコウシバリを

持たされた　

女神教会本部騎士復讐団長が、

第二の頑丈な馬に乗って

出陣したのだ。

女神教会本部騎士副団長

「なぜ…有無も言わさず

奴隷にしないといけない…。

商業都市ヴァッカダロ？

はて？

最近、どこかで聞いた事が

あるような？

ハァ、行きたくない任務だなぁ？」

そして、馬は聖剣の力を持って

普通の10倍の速度で

走っていった。