ep.30 王国は、どう出るのか?
通路のその先にあるトビラには、
あの困った女神が、
この世界に赴任したときから
実力不足でやらかして、
失敗を部下に押し付けて
散々当たり散らかした事で
ブチギレた、
この世界の創世神様の部下様の苦労と
それを、天界の上層部の意向で
鎮圧しないといけない、胃が痛い
創世神様の苦労が描かれていた。
[あ〜、まぁその扉の書いてある
事の解読は…、100店満点で125点です!
え〜、怖いものが出るわけでは
無いので、安心して開けてください。]
扉の先には、あの白い龍がいた。
そして、やはりあの
イビルバーンドラゴンは、
このダンジョンの
ボス的存在としていたが、
もうヤツは、あのやらかし女神が
逮捕された事を、
俺の記憶を読んで知った
イビルバーンドラゴンは、
ダンジョンシステムが
起動するのを抑えて
この白い龍を自ら呼び出して
天界に確認させたという。
この世界の管理不届きにより
発生した瘴気!邪気!を、
このダンジョンに、
あの女神は不法投棄していたが、
それも、シックスが
魔法陣魔法で、全て使い尽くして
水の火で、焼き尽くした為に
このダンジョンに
おもいのこすこともなく
あのイビルバーンドラゴンは
赤き神龍に戻って、
天界に帰ったらしい。
白き龍様も赤き神龍様を
抑えている役目も終わったので、
天界に帰るという。
そして、俺が動けるようになるのを
待っていてくれたようだ。
それに、応じてこのダンジョンも
踏破となるのだが、
イビルバーンドラゴン封印用の珠は、
ダンジョンコアもどきに
なっているので、
シックス(辛党 大助)に
このダンジョン初踏破記念として
渡すとの事なので、
シックス(辛党 大助)
「預かります。」と返答して
あと、白き龍様の気になったことを
2〜3聞いた頃に
白き龍様は、天界に帰った。
そして、広間のステージに
床の一部がせり上がり
ダンジョンコア(もどき)
が、出てきたよ。
ダンジョンコア
「よくぞきた!
さぁ!このダンジョンの主となって、
この世を支配しないか?」
シックス(辛党 大助)
「ハイ、初期化します。
[ホーリーライトゲイザー]」
台座の下に神聖魔法陣魔法を
展開して、浄化の光の
噴火をとはいかない、
間欠泉を彷彿とする
噴射を浴びせる。
封印用の珠
「え!アレ?
あ!しまった!あの〜。」
シックス(辛党 大助)
「ハイ、管理は白き龍様より
頼まれてます。
さて!このダンジョンも
踏破ということで!
この珠には、魔法プログラムを
書き込めるのか?
なるほど!
では、俺の元の世界に
帰るまでは、よろしくね。」
封印用の珠
「はい、よろしくお願いします。」
そして、
このダンジョンは、
踏破となるのだが…
あれ?元ダンジョンコアもどきの
機能を使って、
今の外の様子を見ると
雪が積もっている?
冒険者達も、いない?
元コアもどきの記録によると
俺と白き龍様との会話は、
異次元で行われており時間の流れが、
外の世界と違っていて
すでにもうすぐ俺は
あのダンジョンの避難指示から
7歳となるという。
外は、騎士が座ってあくびをして
見張っているだけだ。
ダンジョン内は、もう、
モンスターはいないし湧かない!
なので、まず出入り口の
転移陣の石の柱から、
睡眠魔法の魔法陣魔法を
放射して、詰め所の騎士達ごと
眠らせてダンジョンを消す。
地上に戻った
シックス(辛党 大助)は
すぐに、移動を始めた。
雪が積り迷宮都市ザガルゴーの
大門は、すでに夜なので
閉められている。
横の衛兵の詰め所には
灯りが点っていた。
睡眠魔法陣を展開して、眠らせる。
そして、その詰め所を
通って迷宮都市ザガルゴーの外に出た。
そして、向こうに見える王都に向って
ジェットスノボーで移動するときに
睡眠魔法を解いておく。
しばらくすれば、
大騒ぎか?王家が捜索隊を出すか?
それとも暗殺者が出動するか?
スノボーの出力を上げて
城壁を乗り越え王都に入り、
安宿を探して中に入る。
さて、どう動くか見せてもらおう。
□□
少し前に…
その頃、何か魔力の
大きな波を感じた、
迷宮都市ザガルゴー冒険者ギルドの
ギルドマスター レオーネは、
ダンジョン入り口に向かった。
街は、活気はない。
冒険者達も、ダンジョンに
モンスターもドロップ品も
わかなくなったので
今は他の街に出稼ぎにでかけて
ほとんどいない。
そして、何か街の外から
魔力の波動を感じた時に
大門とダンジョンの方で
何かが弾けた事を感じ、
レオーネは胸騒ぎを覚える。
ダンジョンの出入り口が
なくなっていた。
そして、大騒ぎをする騎士達。
すぐに、王都に知らが飛ぶ。
そして、街の捜索が始まったが
無駄だろうと、レオーネは
思っていた。
シックスと、冒険者ギルドで
会った時からほぼ一年…。
いつシックスが動き出すかが、
わからなかったが用意はしてきた。
王家は、
シックスを取り込むつもりだが
どういう理念で、シックスが
動いているのか
わからなかったので
まだ、ルットライン侯爵家は
存在しているのと、
ルベイドも、まだ侯爵だ。
謹慎中だが…。
ため息しか、でない。
何か、恐ろしい事が起こる予感がする。
□□
バルガード王国 王城
国王ダーベベイダル
「なんだ!急報とは?
なに?ダンジョンが消えた…だと!
踏破されたと言う事か。
そして、シックスは?
消える前に騎士が眠らされた?
ルットライン侯爵家に
見張りを立てよ。
そして、シックスが出てくれば、
丁重に扱え。
決して敵対するな!」
そして、ジョブ占い師の
者を明日、呼び出す事になった。
□□
安宿に入ったシックスは情報を
集めるか、それとも食料を優先的に
集めるか、考えたが食料を
選ぶ事にした。
そして、白き龍様の教えてくれた
いくつかの事のうちの一つの
情報を精査する。
バルガード王国の王位継承権が、
5位なのは、シックスが隠し子ではなく
自分の記録を塗り替えた
シックスを国王が、王国に
とりこむつもりだから
ビスガスの血脈もあっての
養子に法律上したからである。
つまり俺を勝手に養子に
したということだ。
日本で育った俺としては、
う〜ん…。
選挙に勝ちたいからと、
県知事が、勝手に有名女優を
自分の子供にしてまう行為とかに
なるのか?
まぁ、許される行為ではないな。
このバルガード王国の
人に対する論理感ってやつは、
この体の生みの父親ルベイドの
オレ暗殺未遂放置とか、
まぁ、今は2つしかサンプルがないけど
かなり低いな…
あ!呪いかけ放題見たいだから
サンプル3つか…。
深夜、夜の街に音を立てずに
出ようとすると、
念の為に空間把握で辺りを
探索すると、屋根の上を
走る人間が複数いた。
は?
なにこれ?
それも、5つの集団が
同じ所を目指している。
夜に?
まさか、泥棒団?
どこを狙っているのか?
興味を持ってしまった。
いや、もう7歳児か…。
身体の年齢に引っ張られた
とかではなくて、
どこの組織か知らないけど、
そんな事をする奴らが
この世界に存在するのに
興味をもった。
ハリウッド映画とか、
アニメぐらいしか
そんな場面ないからね〜。
どこを狙っているの?
俺が今いるのが、平民街エリア。
奴らが、移動して向かっているのが
機族街エリアらしい。
王都の第二の城壁の中にある。
大脳出力30%→50%!
空間把握拡大!
へ〜!
あれ?2つのマーキング?
あ!久しぶり…
あの初期の頃にいた
暗殺者まがいの女近衛騎士2人だ!
包囲しているのか?
そして、その貴族家の門番に
話している。
紙を広げた?
恐らく、誰かの命令書?
うわ!
門番が急いで、その貴族の家に
走って行って出てきたヤツに
何かいっている。
あ!騎士の奴ら、剣を抜いた?
はて?
あの、女中…いや…メイド?
どこかで見たような…?
誰だっけ?
いや…この世界に知り合いなんて
ほとんどいないからな…。
はて?
誰か出てきた?
あ!
あいつは!
三男の側付のメイドだ!
え?あいつ、もう自立したの?
確か、俺よりも2歳上だから
9歳か?
あ!違うか…。
ここが、王都ルットライン公爵邸だ。
たぶん…。
来たことなんて、
一回もなかったからな。
何か、ふつふつと、オレの身体が
熱くなってきた。
何だろう…。
そうか…、これは怒りだ!
ハァ…。
社畜にされて、寃罪、虐待、暗殺、
の嵐で、それでも怒ってなかったから
俺には、そんな感情がなくなったのか
と、思っていたら…。
あったんだ。怒りの感情…。
ふ〜ん。
あいつら、吹雪で逃げ込んで
こんな所で、のうのうと
生活していたのか!
こっちは、禁書魔法をなんとか
止めたりダンジョンを攻略したり
苦労していたのに!
騎士達が、屋敷に入っていった。
何が始まる?
いや、これ以上の詮索は
体力を消耗するからやめておこう。
オレは、この場面を見て
少し考えと、作戦を変えることにした。
逃げ切れる事ができなかった
場合の保険をかける事にしたのだ。
大きめの魔石に、魔法陣魔法を
プログラムしよう。
作ろうとしているのは
オレが指令を出せば発動する
設置型大規模広範囲攻撃魔法。
となれば、やはりあれだな!
帝国の禁書魔法だ!
帝国の攻撃だと、勝手に思えばいい!
5つ作ろう。
そして、一つはこの宿の屋根裏に
錬金術で屋根材に同化させる。
まぁ、これ一つで
この王都陥落なのだが…
これくらいの保険はいる。
オレの目的は、元の世界の日本に
戻ること。
はっきりというと、国王の命令通りに
動く事を強制される?
利用すればいいと、言う人もいるだろう。
ハーレムしようぜなんて、
言うやつもいるだろうが…
今の身体は7歳児…。
論外だな…。
まぁ、早く帰るには
奴らとの付き合いなんて邪魔!
それに、パワハラはもう、
あのクソ上司と部長で
お腹いっぱいですよ!
それと、幻惑魔法?とか
偽装魔法?とかあるらしいな…。
現金は、マジックボックスにあるから
魔導書探して買うか?
確か、あの店主…ドルチェだったか?
ダンジョンドロップの魔導書とかも
時々出るとか、言っていたな。
ダンジョンドロップ?
そうか!
おい!ダンジョンコアモドキ?
出せるの?
答えは、無理らしい。
ザガルゴーダンジョンでは、
ドロップ品として出して無かった
らしいのだ。
よし、朝一番に魔導書を探してから
食料を集めていこう。
そして、集まれば
すぐにこの王都から脱出して
他国に逃亡して、生活拠点を
作ってから、
白い龍様の教えてもらった
他の事を検討しようか。
そう決めて結界を張って
すぐに眠りについたシックス。
□□
その頃…
王都ルットライン邸では、
謹慎中のルベイドの
怒鳴り声が、響いていた。
ルベイド
「何度言われても、
居ない者は居ない!
ここには来ていない。
ここに、連れて来た事も無いから
元々、知らないだろう。
シックスは、
領地から出した事すら無い!
だから、行方不明だとなっても
3歳児が、迷宮都市ザガルゴーに
入り込んで地下40階層?に
言ったとか言われても
まぁ、何かの空想小説ぐらいの
世界のネタとしか思えないよ!
だから、いくら国王陛下の
命令でも、居ない者は居ない!
そうか!
それは、国王が、
私に新しく妻を娶って
子供を作り、シックスと名付けろと
言うことなのか?
言ってみろ!え?」
こんな事を言っている
ルベイドだったが、
叩き起こされるまでは、
夢で神の使いとされている
白き龍に、さんざん説教を
されていたのだ。
そして、この内容が
今の、シックスがダンジョン踏破して
外に出たとの、騎士団が言う事と
合致するために、
あの夢は、本物だ!
と、内心冷や汗をかいていた。
この屋敷を、訪ねて来たら
連絡すると言ったが、
なかなか、騎士団は帰らなかった。
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