ep.28 やっぱり、買い出しに行けば良かったよ。

 ブレスと大噴火が、

ぶつかり青い炎の世界になった時…


いきなり、真っ暗になる。


え?

地面が崩落していくのがわかる。


何が起こったのか?



まだ、鑑定に

イビルバーンドラゴンレベル??


という、表示が目に映る。

まだ戦闘は終わっていない。

しかし、魔法陣が起動していない。


見ると、ドラゴンも呼吸できなくて

苦しいと言うような顔をしている。


なんだ?


また、このドラゴンよりも

新手の強敵が出てくるのか?


脳細胞の日頃使っている30%は

強行突破してでも、

地上に出て置けば良かったと叫ぶ!


日頃は使わない、脳細胞は

この状況を分析して

生き延びる可能性が一番高い

方法を模索し始めた。


そして、ある結論を出す!


今ある、手段をもって魔法陣の

シックスが無意識に論理的制限を

かけている事を撤廃するということ。



やるしかない…。



そして、ダンジョンを落ちていくと

すっごく、ジメジメとした

デカい闘技場見たいな所に

落ちてきた。


[この軟弱者め!]


は?

先程の

イビルバーンドラゴンレベル??が、


全く同じで、先程の奴をデカくした

イビルバーンドラゴンレベル250に

食われていた。


[我が分身のくせに、

泣き言を言い出しよって!

恥を知れ!って、ワシか!]



は?あれが分身…。


風魔法で、風のジェット噴射をして

軟着陸する。

体力1なら、出来なかったが

2だと出来た。


この差は…?


そして、目が合うドラゴンと

シックス…。


イビルバーンドラゴンは、

問答無用で、ブレスを吐き

シックスは、

アクアスーパーボルケーノを

1セットとして、

20セット展開して、

ダンジョンとその空気中の魔素を、

枯渇させるつもりで

全力火力放射をさせた。


闘技場は、溶解。


アクアスーパーボルケーノの

ブレスを魔力に分解して

固形化してマジックボックスに

収納していく!


そして、アクアスーパーボルケーノを

放射して攻撃する。


ドラゴンのつめ攻撃に

しっぽのムチなどを

全てアクアスーパーボルケーノで

迎撃して魔力の供給が

足りなかったら、マナゼリーを

投入する!それも、ありったけ!


ドシン!


[そんな、アホな…。]


黒焦げのイビルバーンドラゴン


そして、俺もゴツゴツの

洞窟みたいになった

ダンジョンの闘技場だった所の

床に倒れる。


あ!

喉乾いた…。


ガクガクになって、

床に倒れた俺の最初の感想は

それだった。


飲み物…

常備しておくのだった…  

あ!

あつたな…

ハイマナポーション?

マジックボックスから出して

飲んで見た。


うわ!

口の切り傷に、しみるが…

すぐに魔力となって、

魔力2からの過剰分が

魔法陣魔法の機動力となり

生命力を生成して、

身体の修復を始めた。


イビルバーンドラゴンの前に

光る龍がいた。


[そんな…。]

そして、イビルバーンドラゴンは

消えた…。


そして、シックスも

気絶した。






う?

やっと起きた、シックス。

身体の節々が痛い!

なんとか動きたいが…


あ!

身代わりの腕輪が壊れていた。


そうか…

こいつに助けられたか。


なんとか座り込んで

辺りを見渡す。


だが、あの龍は見えない。


ダンジョンの魔力が流れていない。

枯渇なのか? 

わからないな…。


マナポーションを、

お茶代わりに、食事をする。

そして、テントを張って

一応結界を張り寝ては

食事を、してまた寝る。


1週間が、経った。


暇な時にドロップ品を

整理をしていく。


え?

これは…


○体力の指輪


体力+1



○魔力の指輪


魔力+1



○体力の指輪


体力+15



○魔力の指輪


魔力+15



え?

マジですか!

名前が同じの指輪でも

性能が違うんだ。


あと、こんな物もあった。

 

○素早さの指輪


体力−(2分の1)

移動速度1.4142倍



え〜と…。

つけてみた。

体力1だ!

それで、素早さが上がるなら…


あれ?

上がってない。


精密鑑定を、しながら

生命力の流れを見ると

なるほどね。


生命力を筋肉に流すときの

生命力の量を無理矢理

押し込んでる?


ガソリン車とかで言うところの

スーパーチャージャーだな。


つまり、俺の体質の場合

魔法陣魔法で設計するしか無いと…。


身代わりの腕輪は、

惜しかったな…


身代わりの腕輪の断片を見ながら

ため息をつく。


あれ?


この身代わりの腕輪の中に

針金みたいな金属が

芯に、なっているけど

どこかで見たような…


あ!

マジックボックスから、

出してみた。


ダイヤモンドルゴールド合金!

これだ!


金が魔力でダイヤモンド形態に結合した

合金って説明で、

物凄く、魔力の伝達と貯蔵力が

あるとか鑑定説明文にある。



そして、身代わりの腕輪にある模様…

魔法陣だよな…

魔法陣だよね…

やっぱり魔法陣だ!


作れない?

ダイヤモンドルゴールド合金の

インゴットは、いつの間にか

ものすごくある。

2500個ほど。

グラム数だと金なのに

何故か2.5グラム!

インゴットが無茶苦茶軽い!


ミスリルインゴットも、ドロップ品で

あるのだが重い!

虚弱体質の6歳児には、重い!


なぜダイヤモンドルゴールド合金が

軽いのか?

それは、魔力を貯蔵する能力が

高過ぎて重力を遮断してしまうから

らしい。


剣とかの武器どころか

強い戦士では、盾が軽すぎると

攻撃の威力がころせないから

防具にも向かないよな。


魔道士の杖とかの材料だよな。

重力遮断?

あ!空飛べそう?

いいな!

ゆめが、広がるな!


そして、精密鑑定をしていくと、

体力の指輪の性能の差がわかった!


指輪に彫られた魔法陣の内容と、

やはり、ダイヤモンドルゴールド合金

の含有率だった。


よし、作ってみよう!

錬金術魔法陣を使って

ダイヤモンドルゴールド合金の

インゴットを変形させる。


難しいな!

魔力をかなり使うな…。


指輪とかのサイズ調整機能も

つけて置こう!


分厚すぎても軽いから問題なし!


あれ?書き込める魔法陣の

スペースはあるが

実行出来る、処理能力には

限界が有るのか。


腕輪と足輪を作ろう!


そして、身体の節々の

痛みがなくなるまで実に3週間が、

経ってしまった…。


名前 

シックス・フォン・ルットライン

シックス・ドル・バルガード

(辛党 大助)


ジョブ リベレーター5

    Liberator Ver.5


レベル 95/100

   (5/500000000000)



体力 5[+350] (+∞) (up!)


魔力 5[+350] (+∞) (up!)


スキル 鑑定(精密)レベル10

    生活魔法  レベルー

    全魔法使用可能 レベルー       

    限界撤廃  レベル5

    自動並列思考レベル4

    物質製作  レベル4

    マジックボックス(∞)

    身体強化防御∞(100分)


状態 呪い150

   披露+1

  (軽微疲労状態)


装備 身代わりの腕輪(自作)


称号 「この世界で1番貧弱な

   肉体を義務付けられた者」

   「力そのものの試練」

   「心そのものの試練」

   「邪なる念に打ち勝つ試練」 

    なる試練を修了した者


   次なる試練を受ける資格を

    持つ者


   バルガード王国

    王位継承権第5位



□□


あれ?

無茶苦茶上ってジョブのランクが

2つもあがっている…。


イビルバーンドラゴンとの

戦闘が、ここまでジョブとレベルを

上げるとは。


あと、自作身代わりの腕輪で

体力と魔力を350づつ上げることに

成功した!



これで、解呪を進めることが

出来るようになったぞ!


しかし、ここで一つ重大な問題が

あって食料が、少なくなってきた。


いや、成長期だからなのと、

激戦続きなので、腹が減る。


とにかく、身体を動かして

地下60階層から、転移陣を起動させて

一度地上に出よう!


出たところ勝負で、麻痺魔法陣を

思いっきり使い強行突破!


ヤバかったら、山越えで

帝国領に逃げるか、


海の方面に逃げる!

あ!

海に逃げよう!

ジェットスケボー用の

ジェット魔導エンジンを

ダイヤモンドルゴールド合金で

作ればいい!

それで、ホバークラフトを作ろう!

空気を、下に押し出すから

地上でも、海上でも高速移動が

できるから楽だぞ!


アダマンタイトを外装フレームに

してしまって、あとは

ダイヤモンドルゴールド合金を

ふんだんに使えば…

いや…バランスを取らないと…

全部、ダイヤモンドルゴールド合金で

作るか?


なんて考えて、作ってみた!

少し大きめになった。

5人乗れる大きさになったな。


俺が、知っている物が

少し大きめなのと

どうしても、ジェット魔導エンジンの

出力を考えると

大きくならざる得なかった。


まぁ、地上はジェットスケボーで

逃げるしかない。


そうだ!合金でマント作って

重力遮断して、空を飛ぶか?


だけど、どうやって前に進む?

火魔法のロケット噴射?

それもいいな!


着地用にジェット噴出出来る用に

スライムクッションと、

小型ジェットエンジン搭載の

靴を作る?


だけど…、いくら身代わりの腕輪で

ステータスの数字を強化しても

元の身体そのものが

強化サレタガワ訳では無い。


だから、飛行中全身骨折の

可能性が有るから

やめることにした。


ビルバーンドラゴンとの

戦闘から1ヶ月が、

経っていると気がつく。


では地下60階層目指して

出発しよう !


今いるところを鑑定すると



地下50階層台崩落溶解現場


って、出てくる。


見つけてあった階段を降りると

通路が続きその先に

大きな扉があった。


え?

これは…?


ゲームとかだと、中ボス部屋かな?


それともこのダンジョンの

上階層部の初回ボスかもしれない。


ゲームだと、1階層毎にボスか、

10階層毎にボスかだが、

まだ、ボスらしき…

ビルバーンドラゴンは

ボスっぽかったけど

どうなのだろ?


扉には、

物語?記録?歴史?が、刻まれてあった。

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