第2章 迷宮都市ザガルゴー攻略戦

ep.21 驚愕する者、悲痛な決断をする。

 ここは、ザガルゴーダンジョン

地下41階層から、

地下42階層への階段の踊り場。


これまでは、こんな踊り場なんて

なかったのだが、

物凄く広い安全地帯として

存在した。


 地下41階層の蜘蛛との 

激戦に疲れた果てた

シックス(辛党 大助)は、

ここにテントと、結界を張って

できるだけ、食事をして

眠りに入った。



 そして起きると、

腹が空いていたので

パンに、かぶりつく!


「美味しい!

柔らかい!

やっぱり、買えるだけ

買って良かった!


チーズも、一緒に売っていたから

本当に買って良かったよ!


美味い!」


そして、昨日の戦闘で得た事の

整理をする。


とにかく、戦闘をコンパクトに

すること!


でないと、この超虚弱体質な

貧弱な身体が保たない!


純粋な初級闇魔法ではなく

属性付き中級闇魔法で

さらに、弱点属性の看破が

命題となっていると感じた。


恐らく、鑑定(精密)の

レベルが上がると

すぐにわかると思うのだが、

まだ普通はあるレベル表記すらない。


□□


名前 

シックス・フォン・ルットライン 

(new!)

(辛党 大助)


ジョブ リベレーター

    Liberator


レベル 70/100

   (150/1000000000)



体力 1  (+∞)


魔力 1  (+∞)


スキル 鑑定(精密)レベル0.3

    生活魔法  レベルー

    全魔法滴性 レベルー

    限界撤廃

    マジックボックス(∞)

    身体強化防御∞(100分)


状態 呪い150

   披露+110(疲労困憊状態です)


称号 「この世界で1番貧弱な

   肉体を義務付けられた者」

   なる試練を修了した者


   次なる試練を受けし者


   バルガード王国

    王位継承権第5位(new!)


□□□


うわ〜 

レベルが70か…

次の必要経験値が、また10億…。


体力、魔力、共に1は

変わらずなのか…。


アレ?

鑑定のレベルが0.3になってる。

そんな表記あったか?


まぁ、いいか。


少しでも上がっていると

言うことが分かれば励みになるな。


情報が、

多すぎるのも負担にはなるが

鑑定スキルを常時使用モードに

しておく。


状態が、疲労困憊と、なっている。

これは、警告だな。

よし、今日はもう一日休む事にしよう。


パンをかじりながら、

ステータスを見て、

この身体強化防御∞(100分)を

使えるようにしないとなと、

発動方法の参考に

普通の身体強化魔法の

やり方などを魔導書から

探し出して、いろいろと

試していく。


なんとなくだが、身体強化防御を

発動しますかって、声が聞こえた

所までこぎつける。


その時が、ほぼ、昼の12時だった。


はて?


称号が、増えてる?


バルガード王国

    王位継承権第5位?


なにこれ?ハァ?


そして、気がつく!

この(仮)の名前

シックス・フォン・ルットライン

の下に、(new!)と、ある。


(new!)?

つまり、ここに何か

名前欄なのだから

何か名前が入るのか?


そして、

ある予想していた

妄想だと、捨てた可能性が

また復活した。


シックス君、 

実は国王とビスガスの

隠し子疑惑!!


だが!

考えてみろ!


王位継承権って、

王太子が一位だろ?


そして、まぁ王弟とかの公爵!


そして国王の子供達。


5番目って事は、

まぁ後子供が二人いても

不思議ではない。


隠し子疑惑…。


マジで検討するしかないぞ!


だって、考えてみろよ!

王国とか国家によって、

王位継承権の第〜位の制限とか

あるけどさ!

まぁ無制限だと仮定すると、

国王の子供のあとに、

王弟とか、国王の叔父さんの

家系の子供だろ?


だから…

あ!そうか!!

だぶん…

ビスガスも、クソな性格だが

王位継承権があるとしたら、

オレの場合は、 

ビスガスの子供の数の

一番下になるはず!


だけど、明らかに5番目は

ビスガスの上ってことは…


やはり、まぁ隠し子が

間違っていたとしても、

5番目ってことは…


近衛騎士団が、オレを捕まえに

来たのも、

王家のお家騒動が

起こる前に処刑して

防止するためか?


なぜ…

お家騒動が起こる…。


やっぱりビスガスが

原因だな。


ハァ〜!


(隠し子疑惑は、間違っているが

ビスガスが、原因なのは

当たっている。)


そして、まぁ何かの

異常事態が発生したことは

なんとなく理解した。


つまり、地上に出ると

もっとハードな生活が

待っていることは

確実となった。


つまり、国軍と戦うケースも

考えないといけない。


オレは、まず自分のスキルを

研究することにした。


身体強化防御∞(100分)

これを、地下41階層に登って

待てしてみた!


ハイ!

確かに、蜘蛛まみれになっても

全くダメージありませんでした。


ダークカブトの

突進を受けても、カブトの

角が折れた!


しかし、制限時間が有るのと、

体力1だと、物凄く歩くのが

遅くなってしまった。


生命力生成しても体力最大値が

1なので、歩くのが重いのだ。


すぐに、ダークフリージングを

使ってモンスターを全滅させる。


ハァハァハァハァ、

踊り場の安全地帯で、

あまりの疲労に倒れ込む。


身体強化防御∞(100分)の

特性はわかった。

反動が、キツイ!


そして、課題が出てきた。


オレは、板状に

ダークフリージングで

闇の冷気を展開していたが


これでは、

俺に負担が大き過ぎる。


もっと、負担を軽くしないと

生きていけない。


何か、参考にならないか

マジックボックスから、

片っ端から魔導書や教科書を

出し読み直しから

始めることにした。



すると、鑑定(精密)が

常時発動しているせいか

魔導書にかかれている 

言葉とは別に妙な風景が見える。


はて?

これは?!


これは…

この本の書いた作者か、

この魔導書は手書き写本なので

複写した、人の心象風景なのか…


うわ〜、

魔法陣陣に、何度も魔力を

流して流して

苦労しているな〜


わかる!

俺も、プログラムを書いていたから

わかるよ。

これでいけるだろと、

書くのだけど

読み込むPCの処理能力が

低かったら処理落ちするんだよな〜。


スマホゲームでもそうだ!

例えOSが、アンドロイドで

統一されていても、

スマホの能力はバラバラ…。


ゲーム上等!!

なんて歌っている20万円クラスの

スマホから、

俺が持っていたシムフリーの

1万5千円まで、バラバラ。


だから、かなりライトにかつ

処理落ちしないように

スマホが発熱しないように

通信パケット量は、少なく

なるように作らないと

いけない。  


通販の会社の、サーバー用の

プログラムもそうだ!

いくら最新の機器を入れたとしても

通信が集中すると、

処理落ちとか、

発生して、古い情報の

画面を販売店として

スマホの画面に送信してしまう。


すでに売り切れなのに

販売中だと表示してしまって

支払いまで完了してしまうなんて

発生してしまう。


まぁ、それは通販側が

しっかりとメンテナンスするしか

ないのだが…。


そうだな…

オレはどちらかというと、

無理が効かない

スマホ型のプログラム的な

魔法陣を作らないと

いけないのかもしれない。


体力1 魔力1 が基本のスペックだ。

いくら魔法陣魔法で、

生命力や魔力供給出来ても

かなり、弱い身体なのだから

それに合わさないと。


異世界でも、プログラムに

頭を下げ悩ますとは…




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