ep.17 言い訳させてください。
言い訳させてください。
もう、ファイヤーウォールを
維持するだけでいっぱいで
罠の警戒を一瞬
扉を見たときなくしました…
ヒュ〜
クソ!どこまで落ちるんだ?
あ!
やばい!
オレは今、体力1だ!
上に、飛ぼうと顔を上に
上げたとき一瞬だが、誰かの
顔が見えたような気がした。
そして、穴が閉じていった。
風魔法をフルパワーで展開する!
そして、光魔法ライトボールを
10個出した!
竪穴ではない?
これだけライトボールを
出しても周りが真っ暗だ!
クソ!闇魔法のとっておきを
展開する!
そして、もう一つのとっておきを
今から作り出す。
水魔法、大水球!
それをゲル化させる!
その中を空間魔法でハニカム構造に
していく!
緩く緩く作り出す。
それを何層も作る!
とっておきの
偽装耐衝撃スライムボール!
え?
いきなり、目の前に
石畳が現れた!
まさか!落ちているのではなく
これは、ワープホール
転移の一種か?
床にスライムボールが
接触してプチプチプチっと。
衝撃を、殺していく。
ワープさせて床に叩きつけるってか?
なるほどね。
罠だ!
殺すための罠だ!
死んでたまるか!
プチプチプチプチプチプチ!
スライムボールの装甲が
潰れていって薄くなる。
止まった!
無事床に着地する。
全く、ヒヤヒヤしたぞ!
あと少しスライムボールの
装甲が薄かったらやばかった。
で?
ここはどこだ?
アレ?
後方にあった
ライトボールがない!
どこに行ったか感知する。
全く気配がないな!
空間魔法の空間把握を展開する。
これは負担がキツイが、確実に
情報を掴める。
あ!
今いるところの上の方の
閉じた異空間にオレの魔力の
反応があった。
ライトボールだ!
なるほどね。
あれがワープホールか!
そしてやっとその感覚がわかったぞ!
其れに、気になるのは
あの人の顔だ!
気の所為ではない。
誰なんだ?
わからね〜。
だけど、警戒しないとな。
見ているかもしれないから
ライトボールに自爆命令を
出しておいてまりょが消えた事を
確認してから、空間把握を
今の限界最大に広げる!
広い空間だけがある。
円形だな。
中心に何かある。
ライトボールを作って
周囲に天海する。
罠探知には、引っかからなかった。
常時罠探知を展開出来るように
したがったが…
もう、ファイヤーウォールを
維持するだけで、
精一杯だった…
だが、これからは
こんな事がかなりあるだろう…
何か、いい方法を考え出さないとな…。
ライトボールが、円形広場の中心に
何か有るのを照らし出す。
罠は、ない!
だが、中心に何かギミックが
あると思われる。
中心な闇が集まり?
宝箱が現れた。
あの闇…このダンジョンの魔力だ!
宝箱を空間把握で検査する。
罠はなかった。
開けると、どこかで見たことが
あるような玉が一つある。
手に取ると手に吸い込まれていった。
[スキル【鑑定】(精密)を
習得しました。]
スキル玉だった。
鑑定か〜。
オレとしては、虚弱体質を
なんとか普通にしてくれる
スキルが欲しかったな〜。
ハァ、健康のありがたみが
よくわかる6歳児。
さて、さっそく鑑定使うか!
ラノベ的には、鑑定を鍛えるには
いろんなものを鑑定すること!
まずは、壁。
鑑定
壁
ザガルゴーダンジョン
地下40階層のかべ。
精密鑑定モードにしますか?
→ Yes
No
精密鑑定モードに
すると、壁に何か黒いものが
流れているのが見える。
なに?これ?
オレの手のひらを見ると
血管に血が流れているのが
みえる。
赤い動脈、黒い静脈。
そして、その横に
透明な何かの流れと
何か薄い肌色なモノの流れが見えた。
肌色な流れは、すぐに
正体がわかった。
魔力だ!
ライトボールをもう一つの
増やした時に、この肌色の流れが
手から漏れ出して
魔力になった。
あ!
ダンジョンの壁に流れているのは
ダンジョンの魔力か!
この丸い空間を、鑑定していくが
何も無い。
待てよ!またこの床が
消えるって事はないよね?
ガコン!
壁が、変形して何処かへの
通路が現れた。
しかし、通路が開いたからと言って
疲労が溜まっていたので
すぐに進む訳にはいかない。
あ?
いかん!
食事しないと!
食べ物が、ある時は食事することに
決めたんだ!
痩せすぎた。
生命力が生成出来るといっても
不健康だ。
周りに結界を張って
座り込んでしまった。
少し、眠ろう。zzZ
時計を見る。
3時間寝ていたみたい。
少し楽になった。
そして、梨っぽい果物をだす。
どんな味なのか?
最近、この異世界果物ガチャに
ハマりつつある。
あのトンガラっぽい、
ストロベリーシェーク味の
果物は良かった〜。
さて、これは…。
しゃくしゃく!
((((;゚Д゚)))))))
うわーーーーーー!
これは?
ミント!
冷ぇーーーーーー!
ハァハァハァ、
まぁ…
鬱予防にはいい刺激だ。
そういうことにしておこう。
落ち着いてきたら、
腹が立ってきてた!
なぜ、追われないといけない!
ふざけんじゃねぇ!
それに、あの3年前の二人の女!
騎士だったのか!
しかも、近衛騎士団!
え?
あれ?
あの、辺境伯さんの会話だと
グッソ公爵って奴が、
オレの祖父らしい。
恐らく母方だな。
そいつも、オレを狙っているとか
言っていたな。
探しているとは言っていなかった。
執事の人の話だと、
父親のルベイドは、あの書き置きを
みて長男達の正体を、知った。
だが、どうもオレを探すような
事をしていないようだな。
つまり、辺境伯さんも
言っていたが、オレも誰かの
子供だと疑っている可能性がある。
まぁ、あのビスガスそのものが
疑われているから
しょうがないのと、
当時の記録の日記とかは
全て俺が、山の中に
保管しているからな。
だが、なぜ?近衛騎士団が動いた?
それがわからない。
そして、騎士だった二人の女?
あのとき、俺は盗賊に殺されたと
偽装死体を使ってまで
存在を、消したのに…。
全く別件なのか?
それとも、この事は
何かの国王の命令の関連した
続きの事案なのか?
そうだ!
近衛騎士団が出たという事は
国王命令だと言うことだよな?
なぜ国王がオレを探す?
なぜだ?
あの辺境伯さんの執事達の情報で
冒険者ギルドマスターと、
魔女ドルチェ?ってひとが、
馬車に乗って王都に行ったとか
報告されていたな?
ドルチェ?
品物がない→買い占め?→あ!
→たぶんおれ?→つまりあの店主?
あの店主?は、
ギルドマスターと馬車に
乗れるほどの人物ってことか?
国王に会えるほどの人物だとして
その緊急の報告のせいで
近衛騎士団が出て来た?
そう考えた方がいいな。
あのギルドマスターのやつ、
オレを縛ろうとすると反撃するぞと
暗に意思表明したが、
逆ギレして国王を、動かしたのか?
あの女ギルドマスター?
国王を動かせる奴だったのか?
まぁ、国王の年齢はわからないけど
王族籍を抜けた王女か、国王の妹?
まぁ、わからないけど、
国王が動いた?
こんな6歳時に?
バカだろ?!
グッソ公爵って奴は、
公爵っていうからには
貴族の上位だよな?
だいたい、王弟とか?
が公爵になるから…
それ絡みか?
父親のルベイドが動いていない
のが、おかしいとか辺境伯側が、
言っていたが、
何かオレの出生に秘密が有るのか?
あ!
そうだ!
ビスガスの日記に、王族の者達とは
どんな手を使っても王族に
怪しまれないように仲良くしろ!
とか実家から命令されたとか
書いてあったぞ!
その過程で!
ビスガスが、ルベイドを
権力で屈服させる為に、
国王の子供を、産んで黙らせる
なんて事をやらかした可能性が
あるかもな…。
それなら、オレがダンジョンから
出てきた事を知ったギルドマスターが!
王城にすぐに、緊急で知らせに行く!
→夜中なのに、王族の緊急事態として
大門が開く、
→報告を受けた国王は、過去の過ちを
処分するために近衛騎士団に、
オレを捕まえさせて
冤罪を着せて処刑するつもりだった
というなら、
ありえるな…
うわ〜
まぁ、そんな事でもないかぎり
夜にこの迷宮都市ザガルゴーの
大門を開けさせて、
王都の大門を開けさせる
なんて、戦争以外の例外なんて
起こらないよな。
クソ!
バルガード王国も、敵に回った
可能性がかなり高い。
これからどうする?
また2年間くらい、このダンジョンに
入って、包囲網が緩んだ位の時を
見計らって、今度は
すぐにこの都市を抜け出して
他国に逃亡するしかないな。
だが、隠れるだけだと、
時間の無駄だよな。
このダンジョン…。
踏破するか?
時間はかなりある。
マジックボックスはあるから
ドロップ品は、詰め放題だ!
フライパンとか金属インゴットの
ドロップ品で作ればいい。
あの魔法雑貨屋で買った
魔導書とか、錬金術入門書とかもある。
なんとかやっていけるだろ?
よし!
目標!
ダンジョン踏破!
やっていくか!
そして、この円形広場を
出た所、通路になっていた。
始点はこの広場である。
ゆっくりと、罠だ探知魔法を
使いながら進む。
敵探知魔法レーダーには
まだモンスターは現れない。
壁の鑑定結果から、
ここは地下40階層。
あれ?
と、いう事は…
ここに転移陣も有るのでは?
このダンジョン!
10階層毎に、その階層に来て、
登録すると出入り口にショートカット
転移出来る転移陣と
呼ばれる石がある。
俺もはじめは、転移陣なんて、
陣と、名前についているから
魔法陣なのかと思っていたが
石の柱だった。
そして、逝ったことがある
階層の転移陣にすぐに戻れる
仕様なのだが…
探して見よう!
そして、それらしきモノは
見つかった。
かなり汚れている。
生活魔法のクリーンで
掃除すると半透明のウインドウが
転移陣から出てきた。
起動しますか?
なんて表示が出た。
すぐに帰られるようにと
思って起動した。
魔力を注げという。
魔力生成をして、かなり魔力を
流したが起動した。
これで、すぐに
地上と地下40階層とショートカット
が出来る。
今日はこの辺にしておくか。
この転移陣の周辺も
安全スポットである。
魔導時計を見るともう
地上では夕方だ。
一応結界を張って、テントと
料理の準備を始めた。
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