第4話愛犬モコの出産

 愛犬モコが少しずつ成長していったある日のことだった。

 母と妹が「子犬が欲しい。」と言ったので、オス犬と交配させに遠くのペットショップへ行った。

 白いオス犬でその犬と無事に交配は成功した。

 

 そして、ある日のことだった。

 急にモコがうずくまり、出産する体制に入っていった。

 すさまじい声とともに無事一匹目を出産した。

 そのあとも子犬を出産し、五匹出産することに成功した。

 オス犬が二匹で、雌犬が三匹になったが、五匹を家で飼うことはできないと判断し、二匹の雌犬だけを家に残すことにした。

 

 そして、家に三匹の犬が住むこととなった。

 よく頑張って、モコは出産してくれたとわたしは嬉しくなった。

 家族みんなも喜んでいた。

 母親になったモコは子犬に母乳をやるようになった。

 すっかり母らしくなったモコを見て、

  「こんなに様子が変わるものか。」とびっくりした。

 きっと母性本能が出てきたのであろう。

 育児に取り組むようになったモコは母らしい優しい存在へと変わった。


 人間も女性が子供を出産したら、我が子がかわいくなるのは自然なことである。

 母性が芽生え、もっと子供のことを育てたくなる。

 犬も人間も同じ哺乳類であるがゆえに、子供という存在はかわいくて仕方ないのかもしれない。

 

 出産の話を簡単に書いたが、きっと愛犬モコが妊娠した時、きっと苦しかっただろうと思う。

 それを乗り越えられる強さがあることに凄く関心する。

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