エピローグ
三人の先輩はその後…救急車で運ばれた。
守神先輩は眼底骨折に顎の骨や一部頭蓋骨に皹が入っていたそうだ。
そして他の二人も肋骨や鎖骨などを骨折して入院になった。
此処迄した俺はというと…お咎めは一切なかった。
学校側が全部隠ぺいした。
なんてことは無い。
俺への虐めは普通に考えて恐喝や傷害、暴行レベルだった。
それに加担した生徒は30人近く居て、その証拠を俺が持っていた。
今回の事は訴えても良いけど…それなら、その動機としてこの証拠を警察に出す。
そう話したら、学校側が守神たちの親を説得。
自分達の子供の将来がマイナスになりかねない生徒の親も教師側に回り…説得。
結局、俺の親も慰謝料すら払わず話が終わった。
ただ、問題なのは、俺を虐めていた奴は守神の手下ではあるが、守神や三年の番格は、知らなかったそうだ。
まぁ『責任者は責任を取る為にいる』頭だから仕方が無いな。
そして俺は…もう虐められる事は無くなった。
「泉さん」
「泉さん…」
俺を見ると先生も含み誰しもが怖がる。
結局、俺は虐められなくなったが…中学三年間で友達は出来ず、ボッチで過ごす事となった。
FIN
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