月夜の中、馬上にある銀髪の青年。
彼――ケヤクは仲間と共に、貴族の屋敷に夜襲をかける。
屋敷を燃え上がらせ、全速力で馬を駆けさせるケヤクたち。
相手の兵士を射落とし、斬り倒す――。
冒頭から疾走感のある描写が巧みで、あっという間にその世界に引き込まれました。客観的視点からの情景描写が分かりやすく、且つ読みやすいです。
騎士や小姓、兵站などについても考えられており、戦いの流れも詳細で読み応えがあります。騎士たちが騎乗する動物たちも、この世界ならではですよ!
未だ物語は序盤。
様々な思いを抱いた登場人物たちが、これからケヤクにどう絡んでくるのか。
今後の展開がとても楽しみな作品です。