女神の塔(十二)
「天に
目も
何だってんだコイツ、ふざけた魔力してやがる。アタシが【
「へえ、すごいじゃん。これはユイちゃんも持て余しちゃうよねー」
「ちっ、ふざけた魔力しやがって。何食ったらそうなるんだよ」
「何でも食べるよー?あ、
「そんなこと聞いてねえよ!」
「えー?聞いたよね今」
魔力だけじゃねえ、性格までふざけてやがる。だが勝負はアタシの勝ちだ、衝撃で
「はっ、いいザマだ!喰らえ【
そう。アタシはただの魔術師じゃない、女神アネシュカの加護を受けた『幸運の魔女』だ。こんな白豚に負けるわけが……
「いやあ、大丈夫これ?階段崩れちゃうんじゃないの?」
「ちっ……」
瓦礫の中から無傷の白豚が現れた。左手で【
「
「【
「ちいっ……」
クッソ熱い。【
「あちゃちゃちゃちゃ!なんだよもー」
炎の欠片をまとってちぎれ飛んだカーテンが風に舞い、白豚のケツに火がついた。
そうだ、アタシは『幸運の魔女』。この世の全てはこっちの味方だ。
「無慈悲な母たる大地の精霊、その手に抱かれ物言わぬ
これでどうだ、対象を永遠に石の中に閉じ込める中級魔術【
「邪魔」
……だが、対象は小うるさげに
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