ここまでの登場人物

吹雪花(ハナ・フブキ)

異世界プロテラに存在するプロティーン王国に召喚されたギャル女子高生。18歳。自他共に認める無類の筋肉好きであり、惚れっぽい性格だが好きになった相手には一途。

マッチョ目当てに色んな道場やジム(ボクシングジム等も含む)に足繁く通ってるうちにメッチャ強くなった。バカだが頭は悪くない方。地元じゃ他校のギャルたちとの縄張り争いをしていた。


グレゴリオ・チャンドラー/剛槍のグレゴリオ

プロティーン王国が誇る世界最強の騎士。四方を列強国に囲まれたプロティーン王国が今なお健在なのは大体この人のお陰。身長234cm、体重200kgオーバーの筋肉達磨。

間もなく五十路になるがそのいかつすぎる風貌のせいで女性と全く縁がなく、国王・宰相たちがどれだけ手を尽くしてもよき結婚相手が見付からなかったため重度の女性不信気味。


ガーフィールド

グレゴリオに仕える忠実な老執事。執事の嗜みとして高い戦闘技術も修めている。チャンドラー邸に女性がひとりもいないため必然的に花のお世話係を務めるようになった。


エドワード・ナランチャー

プロティーン王国の宰相。まだ若輩者だが国王やグレゴリオからの信頼は篤い。亡き父の朋友であり恩人グレゴリオのために聖女召喚の秘術を使い、吹雪花を召喚した主導者。


アレクサンドラ・サロメ・チャンドラー

グレゴリオの母親。元はさる名門貴族の令嬢だったが産んだ息子の容姿があまりに醜かったため不貞を働いたと決め付けられ嫁ぎ先からも実家からも追い出された過去を持つ。

その後苦難の人生を歩んだが女手ひとつ(と当時は彼女の執事だった執事ガーフィールドの密かな支援)で息子を育て上げ、かつての嫁ぎ先と実家にキッチリ復讐した女傑。

『産んだ息子がブサイクすぎて不貞を疑われ旦那からも実家からも絶縁を宣告され追放されましたがその息子が最強騎士になりました。今更すり寄られてももう遅い』


マーガレット

アレキサンドラ専属のお婆ちゃんメイド。彼女がチャンドラーの名を得てから雇ったため過去のいざこざについてはあまり知らない。温厚で心優しいがちゃっかりした人物。


デルバー・アントニウス

プロティーン王国騎士団の中でも選りすぐりのエリートたちが集う特殊部隊、末槍(マッソー)隊の隊長。グレゴリオに心酔する隊員たちの中でも一際敬愛が重い。ちなみに妻子持ち。


マッソー隊三羽烏

エリート揃いのマッソー隊の中でも特に実力のある3名。お調子者のキャラウェイ、陽気なフェンネル、剽軽なマジョラム。見た目も性格も割と似通っているためよくつるんでいる。


イッキ・アンチノミー・プロティーン59世

プロティーン王国の国王。50代。グレゴリオとは親友であり姫である娘を彼の妻に、と言い出すほど彼を信頼しているが、その娘が結婚を嫌がって自害してしまった苦労人。

可愛い娘を喪った悲しみよりも、王族としての責務を放棄し周囲の迷惑を顧みず死んだバカ娘への怒りの方が上回る常識人。


スカーレット・スコーピオン

世界を股に掛ける若き世界一の大空賊。かの剛槍のグレゴリオが結婚するというので面白半分で花嫁をさらいに来たが、その花嫁に返り討ちにされ逮捕される。赤い髪のイケメン。


カルミラ・ジャンドゥー/エリザベス・ジャンドゥー

国一番のウェディングドレス専門店、ジャンドゥー屋の店主である姉と腕利きの職人である妹。スカーレット・スコーピオンのせいで店を吹き飛ばされたため現在は立て直しに奔走中。


プロティニウム鉱石

プロティーン王国の主要な採掘物。凄まじいエネルギーを秘めた鉱石で、そのエネルギーには人間をマッチョにする成分が含まれている。魔術の媒介や武具の強化素材に用いられるほか、削った粉末を食べると栄養補給もできる優れもの。


聖女召喚の儀

プロティーン王国に先祖代々極秘裏に伝わる秘術。国に危機が訪れた時、それを解決してくれる存在を呼び出すための召喚術式。なお今回はグレゴリオのためを思って国王と宰相が結託して私的に使用した模様。いいのかそれ。

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