手のひら
ももいくれあ
第1話
大きな、大きな、手のひらだった。
あったかくて、ホッとした。
ポカポカで、やわらかくて、優しくて、愛おしかった。
小さい、小さい、手のひらだった。
ヒヤッとして、ドキッとした。
怖がっていて、驚いていて、静かで、穏やかだった。
そんな手のひらがあったコト、忘れないよ。
忘れられない。
手のひら ももいくれあ @Kureamomoi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます