第7話 フーダニット卿と夜のお茶会
クルル……と喉を鳴らし、メンフクロウは私達の顔を見渡した。片眼鏡の奥で、小さな黒い瞳がきらりと光る。
「貴方、もしかして帽子屋さん?」
影の少女がメンフクロウのシルクハットに挟まれた『6/11』のメモを指差して尋ねた。
「帽子屋……?いえ、吾輩はこの敷地の領主です」
「あら残念。初めまして領主さん。私、名が定まっておりませんの。ここの方々には姫と呼ばれておりますわ」
「おぉ、姫様!初めまして。失礼、皆への挨拶を優先して自己紹介が遅れましたな。吾輩はこの敷地を治めている領主であり時計塔の主、名をフーダニット卿と申します。以後お見知り置きを……お二人のお名前もお伺いして宜しいかな?」
「初めまして、私は有朱といいます」
「オイラはマクガフィンだ」
「アリスさんにマクガフィンさん……どうぞ宜しく。このテーブルの席が全部埋まるなんていつ以来でしょうかね。今夜は楽しい夜になりそうだ。カンパイ!」
フーダニット卿の掛け声に合わせて、皆が紅茶を飲む。穏やかな雰囲気で、新たに夜のお茶会が始まった。
「先程は否定してしまいましたが、帽子屋と言われれば、確かにそうかも知れません。発明家として帽子も作っておりますからな」
「あら素敵!やっぱり帽子屋さんなのね!」
影の少女が嬉しそうな反応を見せると、サラリーが口を挟んだ。
「旦那様は凄いんですよ!男爵や侯爵、ネズミさんの帽子もそうですが、この腕時計だって旦那様が作ったものですからね」
「あら凄い!あの時計塔にも凄い仕掛けがありそうだものね」
「御目が高い、お察しの通りあの塔は吾輩の工房でしてな。中で様々な研究や制作をしておるのです。外の作業場の連中には工具や部品、装飾を作らせています」
和かに話す彼らを尻目に、私は男爵達の帽子に注目していた。昼のお茶会では気付かなかったが、彼らの帽子……男爵の小さなシルクハットや侯爵の鍔広帽、そして召使いネズミの麦わら帽子、夜の景色に変わってから全ての帽子に薄青緑色に光る斑点模様が浮かび上がっている。一体あれは……?
「ところで皆さんはどうして此方にいらしたんですか?」
「ハート岩が作ってくれた道を歩いてたら偶々来れたのよ、ね?アリスさん」
「え、えぇ……」
「ほう!という事は姫様達はあの厄介なハート岩を調伏されたのですか!アレには吾輩も手を焼いていたのです。ウチを巣立ったばかりのまだ芯の弱い者達が何人アイツに取り込まれた事やら……彼らの代わりに礼を言わせて下さい」
「構わないわよ、あの子が勝手に自爆しただけだもの」
「ほう!只ならぬ存在感とは思っていたが、まさか姫が愚者の一角であるハート岩を倒したとはな!素晴らしい!カンパイ!グェッグェッ」
「まぁ!アレが愚者ってヤツなのね?愚者を倒したなら私も賢者になれるかしら?」
「姫様には素質が有るやも知れませんなぁ!ハッハッハ……」
「あの、質問なんですけど、賢者って誰でもなれるものなんですか?」
私の問いに、ネコの侯爵が答えてくれた。
「誰でも、という訳では無い。まぁ目指す分には不可能では無いが、賢者になるには存在の強さ以外にも様々な素養が求められるのだ」
「さっき話した様に、賢者は世界のバランスを保つ為の役割を担わなくてはならない。その為には何よりもまず純粋さが求められる。その点、この世界に早くから居る者達は純粋な者が多い。そして原初の純粋な気持ちで長きに亘り存在し続けたからこそ、賢者たり得たというワケだ」
「その……後から賢者になった人達でも、《出口》に関しての知識は持ってるんですか?」
「ほう、アリスさんは《出口》に興味がおありなのですか?」
食い付いてきたのはフーダニット卿である。
「えぇ。そもそも私達はこの世界の住人じゃないんです。だから《出口》を探して、一刻も早く帰りたくて……フーダニット卿、もし《出口》の事を何かご存知でしたら、教えて頂けませんか?」
「ふむ、そういう事でしたか……良いでしょう。と言っても《出口》に関しては吾輩も詳しい事は知らんのです」
「賢者に関してはどうですか?ハート岩みたいな愚者の事はご存知でしたよね?」
「愚者は他者を翻弄し見境無く取り込み、世界の調和を見出しますからな。皆、危険視するのですぐに噂が広まるのです。対して賢者は人知れず自らの道を極める者達に多い傾向がある。故に愚者のように名が広まる事は稀……古より伝承として数人の存在が噂されるばかりなのです。愚者と同じく、賢者も日々新しく生まれ続けている筈なのですがね」
「少し前まではまだ未熟な賢者共がよく出歩いてたもんだがな、もしかすると殆ど愚者に取り込まれたやも知れん」
「男爵、あまり不吉な事を言うのは感心しませんよ」
「失礼失礼!グェッグェッグェッ」
「その名の知れた古の賢者ってのはどういう奴らなんだ?時間が逆行してる場所を生み出したヤツとかか?」
「ゲッゲッ!時間逆行なんて生み出したヤツは愚者以外の何者でもないだろう!」
カエル男爵が笑うと、フーダニット卿がギラリと睨む。マクガフィンはそれに気付いていないらしく、興味深そうに男爵と会話を続けた。
「そうなのか?寧ろ世界の法則を理解してるからこそ、そういう理に逆らった場所を生み出したすげぇヤツなんだと思ってたんだけどな」
「まぁ確かに、大層なモノを創った事は認めるが……そう簡単に賢者になれるもんではないからな」
「……男爵の言う通り、時間逆行のエリアが出来たのは比較的最近の事ですから、調和を乱す事を嫌う古の賢者がそれをやったとは思えませんね。吾輩が知っているのは珍しい彷徨の賢者で、名前を何と言ったか。確か称号があったはず……《ナイト》……だったか」
「まさか、《ナイト》ド・タイプ?」
「そう!《ナイト》ド・タイプだ!アリスさん、何故ご存知なのですか?」
「この世界に来て最初に会ったから……けどあの人が賢者だなんて信じられないわ!私、いきなり襲われたのよ?」
「襲われたって!本当ですか?おかしいな……その名前の御方は紛う事なき賢者の筈ですが」
「確かに彼は古の賢者の一人だ。愛する姫を探して旅を続ける騎士で、二つ名は“純愛の賢者”……だがここ最近の愚者の台頭を考えると彼奴も無事か分からんぞ。存外、何処かで障てられて愚者に堕ちてしまったのやも知れん、ゲッゲッゲッ……」
「失礼な!あの御方の芯は強い!愚者に容易く堕ちるようなモノでは断じてない!」
カエル男爵が不気味に笑うのをフーダニット卿が遮った。その剣幕にネズミが飛び上がる。
「旦那様!落ち着いて下さい。あっしも良く存じ上げております。あの御方は強い。そうそう負ける道理は御座いませんや……男爵、悪い冗談はおよしなさい」
「まぁそう怒るな、万が一の話だ。備えあれば憂いなしというだろう!カンパイ!」
「む、カンパイ!……だが吾輩は信じぬ。アリスさん、襲われたというのはどういう状況だったのですか?」
「えぇと、彼は自分をハンサム領の領主だと名乗って……」
私は《ナイト》ド・タイプと会った時の騒動と事の顛末を話した。皆、事態を正確に把握しようと頭を捻りながら話を聞いていた。唯一、影の少女だけは終始退屈そうに欠伸をし、クッキーを頬張ったりしていたが。
「……そこで地面が割れて、間一髪マクガフィンと逃げたのよ。その後はハート岩のところに行って、ここに辿り着いたってワケ」
「ふぅーむ。その風貌と立ち振る舞い、白馬は恐らくド・シナンテの事だろう。どうやら本当に愛の
「私には目に入った土地全てを自分の領地にするなんて、愚者の振る舞いに思えるんだけど?」
「領地、と言ってもそこにいる者達を取り込む訳ではないのです。言うなれば加護や祝福の類いで……結界の様に、愚者がその領地で芽吹く事を防ぐのですよ。吾輩の領地もかつて、彼の祝福を受けました」
「なるほど、この場所で芯を育ようとする奴らが愚者にならないのはそういう理屈か!どうやって芽の選別をしているのかずっと不思議だったんだ」
「そうです。彼の中のハンサム領という概念は彼の通った場所に残り続けます。仮に芯の未熟な愚者がその領地に足を踏み入れようとした場合、そもそも弾かれてしまいますからその地を踏む事すら出来ないワケで」
「ハート岩みたいに、ある程度成長した愚者はどうなんだ?」
マクガフィンが尋ねると、フーダニット卿は首を振って答えた。
「残念ながら、他の賢者達が自分のエリアを守る為に張る強固な結界と違って、彼の結界にはハート岩レベルの強い存在の愚者の侵入を防ぐ力はありません。放浪を続ける彼には定まったエリアがないですからね。その代わり効果は薄いながらも視認した土地が全てその効果範囲となる彼の結界は途轍もなく広く、確実に世界を覆っています。ある程度の愚者ならば、侵入してからハンサム領内で過ごす内に、その存在の中の愚者としての部分が正されていく事もあると聞きます」
「じゃあ、彼の放浪は本当に世界のバランスを保つ為なの?賢者として、愚者を減らす旅を……?」
「結果的にはそうなっているが、彼自身にその意識は無いだろう。彼はただ愛する者を求めて旅を続けている純愛の賢者だからな。グェッグェッグェッ」
「自分の為の行動が自然と世界の調和に繋がる……それが賢者というものですからね。尊敬に値します。カンパイ!」
「カンパイ……なるほどね。私が愚者だから斬りかかられたのかと一瞬ヒヤッとしたけど、大丈夫みたいね」
「流石にそれは無いさ、あの時の姫はまだこの世界の事も分かっていなかったんだ。元の世界に帰りたいという無意識では愚者足り得る筈がない」
「ちょっと!このお茶会で姫って言ったら私のコトなんだけど?」
「あぁ、すまねぇな。オイラの中で姫はアリス姫一人なんでな」
「ふぅ〜ん、まぁイイわ。じゃ貴方は私の事をこのお茶会で何て呼ぶつもりなのかしら?」
「ふん。影姫、とでも呼ぶかな」
「あらまぁ!意外に良いネーミングセンスね、気に入ったわ!カンパイ!」
「カンパイ!まぁ呼び名は各々好きにするとして……アリスさんが襲われた理由についてはもう一度考えるべきですね。男爵、どう思われますか?」
「ゲッゲッ。そういえば彼の愛する姫の名もアリスと言ったかな」
「あ、思い出したわ。私がマクガフィンに名前を呼ばれた時、彼は取り乱してたのよ」
「ほう?どの様に?」
「確か……“あの御方”がこんな姿のはずが無い、とかなんとか」
「キャッハハハ!確かに長年求め続けた愛すべき姫がこんな存在だったら、取り乱して斬りかかってしまうのも分かる気がするわ!」
「失礼ね、けどお生憎様!彼が斬りかかってきたのは私の名前を知る前よ」
「あら、戸惑わずに気付けたのね。偉いじゃない……真面目に考えましょうか、けどやっぱり彼が貴女に斬りかかったのは貴女の存在に問題があったからではなくて?」
「う……そう言われれば彼とは言い争ってた最中に、散々醜いだの魔女だの言われたけれど……」
「ふむ!」
唐突にネコの侯爵が大きく頷くと、その長い口髭をゆっくりと撫でながら改めて口を開いた。
「どうやら、《ナイト》ド・タイプ氏は愚者に堕ちたワケではなさそうだな」
「侯爵様!どうしてお分かりになるんで?」
「“魔女”と呼ばれる愚者の話を聞いた事がないか?この世界が理想像を絶対とする価値観になった事と深い関係があるのだが……」
「おお、その話なら吾輩も聞いた事があります。伝承では世界の始まりから存在しており、愚者が他の存在を取り込もうとするのは、そもそも魔女が他の全ての存在を取り込もうとしていた名残りだとか……魔女の意識の片鱗を共有している存在達が、愚者という話でしたかな」
「流石、フーダニット卿。その通り。遥か昔、古の賢者達は魔女と対峙したのだ。そしてその際に激しい討論によって互いの価値観のぶつけ合わせることで戦った。魔女は全ての存在を自らの中に取り込み、一つの大きな存在になる事で世界を安定させようとした。対して賢者達は新しい存在の発生、その別個の意識の多様性によって様々な方向性に世界を拡げることで世界を安定させようとした」
「この世界が多種多様な存在に溢れてるって事は、その戦いは賢者が勝ったのね」
「如何にも。魔女は強大だったがどうあっても一つに纏まる。最終的に多数決で賢者達が勝利を収めたのだ」
「多数決……誰も直接、魔女には勝てなかったの?」
「あぁ。当時の未熟な賢者達では、あの魔女には誰も敵わなかった。多数決でしか魔女を黙らせる事が出来なかったんだ。そして魔女は敗北を認め、代わりに世界に呪いを掛けて消え去った……」
「呪い……?」
「多数決で勝負を決められた事で自分の存在が認められないのを理解しても、討論では負けなかった為に自分の考えが間違っている事を認めなかったのだ。だから魔女は世界の調和に反してバランスを崩す独り善がりな意思でも、芯の強さがそのまま存在としての強さになる様に願った。結果、おおよそは賢者達が望んだ多様かつ平和な世界にはなったが、愚者の様に他を屠る存在と、それに倣った価値観のぶつかり合いが頻発する弱肉強食のルールが存在する理不尽な世界にもなったのだ」
「この世界と魔女については分かったけど、それと《ナイト》ド・タイプが愚者に堕ちていない事の証明がどう繋がるんだ?」
「御説明しよう、ごく簡単な事だが……愚者は基本的に、他を取り込み自らの存在を大きくする事を目指す存在だ。では《ナイト》ド・タイプ氏の言動は如何だったか。彼はアリスさんと討論を繰り広げ、その最中に過去の魔女との対峙を思い出し、魔女を倒さんとしてアリスさんに斬りかかった……愚者に堕ちたのなら、魔女の名を出して敵対するのは辻褄が合わん。つまり、魔女を敵と見做している時点で彼は愚者に堕ちたワケではない」
「おおぉ!確かに侯爵様の言う通りでさぁ!」
「なるほど……その説は指示出来ますな。愛の賢者である《ナイト》ド・タイプは同時に、最も過去に囚われた賢者とも言われています。原初の頃より心に定めた姫を追い求め続けているワケですからね。アリスさんが彼に襲われたのと、ハート岩に襲われたのは一見同じ様に見えてその実、意味合いが全然違うと言う事ですな」
「じゃあなに?口喧嘩で負けそうになったから、過去のトラウマ思い出して私を斬り捨てようとしたわけ?いよいよ賢者なんて言えなくなってきたわね」
「まぁそれがこの世界という事ですな。一人の偉大な賢者の健在を祝して、カンパイ!」
――ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!
議論を乾杯で無理矢理ひと段落させ、紅茶を飲み干したタイミングで目覚まし時計のアラームに似た音が辺りに鳴り響いた。またしてもその音は時計塔から鳴っているらしい。
「おっと、そろそろ時間ですな」
「いつもより早いような……?」
「あっという間でしたな」
「では今回はこの辺でお開きに……」
「あら?皆さんもうお帰りになられるの?」
「いや、帰るのは吾輩だけです。皆さんはまた、昼のお茶会を続けて下さい。今夜はとても楽しいお茶会でした。ありがとう」
「オイラ達もお暇させて貰おうぜ。これ以上ここに居ても《出口》に関しての情報は得られそうにないからな」
「そうね……皆さん、貴重なお話を沢山聞かせて下さってありがとうございました」
「なんだい、みんな帰るのかい」
「寂しくなりますね」
「そうだ、記念にこれを差し上げましょう」
フーダニット卿は懐から何やら色々取り出すと私達に配った。マクガフィンには鎖付きの円盤、影の少女には大きな白いとんがり帽子、私には銀の筒……正確には卵型で、大きさは口紅の容器くらいの小さな物だった。
「これは?」
「吾輩の発明品で……まぁ、御守りの様な物だとお考え下さい。無事に《出口》を見つけて帰れますように」
「ありがとう」
「私、これ要らないわ」
「あらどうして?似合うじゃない」
「目印になってしまいそうなんだもの。ほら」
影の少女が示した部分には、あの薄黄緑色の斑点模様。とんがり部分に渦巻きの形で螺旋状の点線が描かれている。そこで私は気が付いた。何の模様なのかずっと分からなかったが、アレは時計の文字盤に使われる蛍光塗料だ。渡された銀の筒を見る。たまご形の銀の筒にも、全体を横切る様に薄らと八の字に描かれた小さな点が見えた。試しに数えてみると点は全部で十二個ある。きっと、これらは全て時計なのだ。だが針が無い。コレでは時間が分からない……ハッとして時計塔を見ると、あの真っ白な円盤にもぼんやりと薄青緑色に光る文字盤が現れている。全てフーダニット卿が作ったのなら、間違いない。彼は時計を作り続けているのだ。それも何故か、時を刻むことのない時計を。
「申し訳無いけど、この帽子はお返しするわね」
「残念ながら、それは出来ない」
「嫌よ。返すわ。大きくて嵩張るんだもの」
「ダメだ!お前だけは、決して逃さないぞ!!!」
フーダニット卿の叫びと共にとんがり帽子の渦巻きの刻印が、周りを照らす程に明るく発光したかと思うと帽子はその鍔を大きく広げ、まるで蛇のように影の少女を呑み込んだ。あっという間の出来事に、私もマクガフィンも、ただ呆気に取られて見ている事しか出来ない。
「ちょっと!何するのよ!出して!」
影の少女は暫く中で暴れている様子だったが、だんだんととんがり帽子のサイズが小さくなっていき、やがてちょこんと大人しくテーブルの上に乗った。
「手荒な真似をして失礼。然し、質問に答えて貰わねば」
他のお茶会のメンバーは初めからこうなる事を知っていたのか、静かにその様子を見守っている。フーダニット卿がゆっくりと帽子に近付き、囁くようにそっと尋ねた。
「お前が、魔女だろう?」
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