第4話 新たなる仲間といざ試験へ!
ニナさんの家を出た僕たちは、ついに試験会場である王立公園の広場へとやって来た。
なかなかの数の志願者が来ていて、ようやく本番かという気持ちが溢れて緊張で心臓が張り裂けそうだ。
「ふぅー、はぁー」と深呼吸して高ぶった気持ちを抑えている僕を見て兄さんも優しく背中を撫でてくれた。
「気持ちを整えておけよ。まだ試験は始まってないんだからな」
「うん! 兄さんは絶対受かると思うけど僕も頑張るから応援よろしく!」
「はいはい、それじゃあ俺は受付を済ませてくるから絶対にここを離れるんじゃないぞ」
リードは念を押して忠告した後にロードの前から姿を消した。
「周りのみんなは僕より強そうだな~、僕と同じくらいの子供は他にいないかな~?」
騒がしい辺りを見渡しても僕のような子供の姿は見受けられない。年齢は上を見れば際限がないが、下は十代後半が限界かなとも思える。
そんな中、視線をぐるりと一周させた時にひときわ異彩を放つ集団が目に入ってきた。
「何だあれ? 顔に黒?いや紫っぽい痣みたいなのができてる……何かの病気なのかな?」
姿かたちは人間の十代の男女と差異は全くと言っていうほど見受けれないないが、やはりあの漆黒の痣は妙に気になる。
「声をかけてみようかな? いや! ダメ! 兄さんに離れるなって言われたばっかりじゃないか!? ちゃんと待たないと!」
興味が僕の体を彼らのもとに運ぼうとしたけど、兄さんのしつこい忠告が僕を我に返させた。というよりも、迷子になった時に兄さんに怒られるのが怖いだけだけど……。
あの集団に目をやりながら兄さんの帰りを待っていると、十分ほどして受付を終えた兄さんが布を手にぶら下げながら戻ってきた。
「どうだった兄さん!?」と僕は走り寄っていくと、持っていた布を僕の頭に置いてきた。
視界を塞いだその布を手に取ってよく見てみると、それは薄茶色の小さいストールのようなもので中央には黄色い太陽があしらわれている。
受験者が試験を受けるためにこれが必要だそうで、これがないと例え試験に受かっても不合格となってしまうと兄さんが着させてくれている間に説明してくれた。
「そうなんだ。ところであそこにいる顔に痣ができた人たちは何なの?」
そう言って指をさすのに従って、兄さんがその方向を見てすぐに「あれは混血だ」と言った。
混血? 聞いたことのない言葉だ……僕は混血とは何か兄さんに聞き返した。
「混血はいわゆる魔物の魂が混ざり合っている人間のことをさす。見ての通り混血には大きな漆黒の痣があるが、あれは体内の魔力が浮き出ているからだ。それに、混血たちは俺たちと違って全ての魔法元素への素質を生まれながらに持っているから、純血の人と比べて遥かにスペックが高い」
兄さんの言葉に耳を疑った。なぜなら、全ての魔法元素への素質があるなら、それらを組み合わせた強力な複合魔法を簡単に身につけることができるからだ。
何一つ魔法元素への素質がない僕にとって、それは信じられないほどの差であるように感じてモチベーションが著しく低下した。
「まあまあ落ち込むなって。そんなことより中央の高台に集まれって言っていたから行こうぜ」
そう言ってリードがロードの手を取って中央に連れて行こうと歩きかけたとき、後ろから見知らぬ男の声が聞こえてきた。
「止まれ、そこの親子」
声をした方向には獅子のように逆立った白髪混じりの黒髪、一般の人と比べてもひときわ大きいリードを超えるほどの立派な体格、額から右肩にかけて大きく目立つ漆黒の痣を持った混血の男がいた。
「ヒっ!」とあまりの男から発せられる威圧感にロードを怯えて、リードの背中へと身を隠した。
「そんなに怖がらなくてもいいだろ。おじさん怖くないから出てきなよ、ほら」
男は砕けた口調で背中の後ろにロードに話しかけるが、「嫌っ!!」と明確に拒絶されてしまった。
怯えているロードと子供にあからさまに嫌われたことで悲しい表情をしている男とは対照的に、「すごいなお前。どうやったらそこまで強くなれるんだ?」とリードは男をまじまじと見つめて感心していた。
「お前が父親か? 先ほどお前の子が受験者用のゼッケンを着ていたように見えたんだが、まさかその子も軍に志願するのか?」
「ああそうだよ。別に年齢制限も設けていないんだから問題ないだろ? 必要なのは市民を守るという強い意志だ」
「た、確かに年齢における制限は設けていないが……混血でもないのに、小さい子供が受けに来るなんて考えてもみなかったぞ」
未来ある小さな子供を危険な兵士の道に進ませるなんて大人としてダメなのではないか? 男はそう考えながらロードに兵士への動機は何かと聞いた。
散々男にビビッていたロードだったが、兵士になりたいという意思は誰よりも高かったので背中から頭を出して自分の思いを男にぶつけた。
「僕は、死んだ友達のためにも、魔物への恐怖からみんなを開放するために戦うって決めたんだ!! 誰に何と言われようとも僕は兵士になる!!」
「そうか、ならもう誰もお前を止められないな」
そう言うと、男はスタスタとロードの前まで歩いて行って、「だがな、人々を負の海から引き上げるには全てを投げうって飛び込む覚悟がいる。お前にその覚悟はあるのか?」とロードの目を正面に見つめて彼の覚悟を確かめ、ロードも「うん!」とそれに大きな返事をして答えた。
「いい返事だ。お前の名前は?」
「ロード。で、こっちが兄さんのリード」
「リード…リードか、、、 受かるよう頑張れよ、でもその前に人数が足りてないようだから集めないといけないが」
「え!? 僕たちこのままじゃ受けられないの?」
唐突の告白に僕はビックリして兄さんの顔を見つめたけど、兄さんもそのことを全く知らなかったようでポカーンとしたまま目の前の怖い人を見つめている。
「試験内容を知らないのか? 4~5人のチームを組んで七日以内に魔物を一体以上倒すことが合格条件だ」
「ええッー!! そんなこと一度も聞いたことないよ! どうしよう兄さん……あと二人誰か人を集めないと」
驚いたな…まさか試験内容が変わっているなんて。このままじゃマズい、なんとかメンバーを揃えないと、時間は待ってくれない。どおりで辺りを見渡しても一人で行動している奴がいないわけだ。腕を掴んで揺すっているロードの顔は赤くなり、今にも泣きだしてしまいそうだ。
「諦めるな、今からでも遅くはない。すぐに一人でもたついている受験者を探しに行くぞ!」
「わかった! 効率よくするために分かれて探そう! 兄さんはあっち側を探して、僕はこっち側を探すから!」
ロードはそう言うと、リードの返事を待たずに指をさした方へと勢いよく走っていった。
「行ってしまったか……さてと、俺も探しに行くとするか。そうだ、お前の名前を聞き忘れていた。俺たちも名乗ったのだからお前も名乗れよ」
「俺の名はゼインフォース、この国の王だ」
「王? お前がか? どう見ても兵士にしか見えんが……」
「確かに兵士も数ある俺の肩書の一つではある。と言っても、俺は軍を束ねる総隊長だから前線ではおそらく戦わないがな」
ゼインフォースは笑みを浮かべながら、自身の軍での役目について語っている。ただ、その話し方は戦いを自ら避けているとリードには感じられた。
「何故……」とゼインフォースに問いかけようとしたが、ゼインフォースを探していた女性が息をきらしながら二人の前に現れると、息をつく暇もなくゼインフォースを叱責し始めた。
「我が王よ! 何故こんなクソ忙しい日にブラブラと歩き回っているのですかッ!?」
「そうカッカするなよアシュリー、今年はどんな受験生が集まっているのか興味があってだな……」
「それは王の仕事ではないです! 会談、会議、式典、夕食、婚活……仕事なんてあげればキリがないのですから一秒単位で行動してください! それができないなら王位を譲り、軍の総隊長として兵士を率いて魔物と永遠に戦いなさい!!」
アシュリーの厳しい言葉の猛襲に大男のゼインフォースもタジタジになっている。
「まだ若いのに立派な奴だ。ロードもああいう大人になってくれると助かるんだが……」
感心しているリードに気づいたアシュリーは、リードを見るなり、「そこのアナタ、一人で突っ立って何をしているの? 試験はもう始まっているのです。早くチームを組んでここから去りなさい」とキツイ口調で言い捨てると、ゼインフォースの腕を引っ張ってリードの前から立ち去った。
「一体何だったんだ……? あ、今はそんなこと気にしている場合じゃない。早く誰か連れてこないと」
目の前で起こったことに気を取られて仲間集めのことをすっかり忘れていたリードは取り急ぎ走り出した。
二手に分かれてから数十分が経ったが、ロードは未だにメンバーを見つけられずに、傍を通り過ぎていく人々を眺めることしかできなかった。
「うう…もうみんなメンバーを組んで移動してる、、、 どうしよう……このままじゃ本当に」
こんなに人がいるのに誰も一人でいないなんて想像だにしなかった。彼らは僕たちと違い、この試験に前もって過不足なく準備してきたことが今の違いを生んでいる。
「今年はもう無理かも……」
少し前までたくさんの人がいたのに今の僕の周りには既に人がいなくなって、僕一人だけが佇んでいた。試験を受ける前段階で兵士になれないことは身震いするほど悔しかったけど、しょうがない。全ては僕たちの落ち度なんだから。
諦めて兄さんとの待合場所へと向かおうと涙を服で拭って決意した瞬間、待ち望んでいた僕の待ち人が僕の右肩を数回叩いた。
振り返ると、そこには肩までかかる緑白色の髪をたなびかせた綺麗な少女がいた。十代後半であろうその少女はメリナと自身の名を名乗り、僕も自分の名を言った。
「ああ~よかったぁー、まさかチーム行動だなんて聞いていなかったから、まだ余っている人がいてよかったわ。ロード、一緒に行動してくれる?」
「うん! でも、僕は一人じゃないんだ。本当は兄さんと一緒に来たんだけど、人数が足りなかったから別れて探していたんだ!」
「そうなんだ、兄さんがいるのね。それなら早くその兄さんの所へ戻って成果を報告しましょう。きっと、兄さんも喜んでくれるわよ」
「うん! いこいこー!」
嬉しさのあまりメリナの腕を掴んで兄さんとの待合場所まで走っていった。
待合場所が見えてくると既に兄さんの姿があった。それに、隣には真っ赤な髪をした青年が経っていて、僕は試験が受けられるとホッと胸をなでおろした。
だけど、僕たちを見た真っ赤な青年は僕を見るなり嫌な顔して兄さんに文句を言い始めた。
「おいリード、なんだちんちくりんは!? まさか、コイツがお前の弟だと言うんじゃないだろうな」
「ああそうだ。紹介しよう、これが俺の弟ロードだ」
「ロードだよ、よろしくね!」
「ッはぁぁ~詐欺だろこれ。ここはクソガキが来ていい場所じゃねぇんだよ」
青年は握手のために差し出した手を無造作に弾くと、両手で僕の髪の毛をぐしゃぐしゃにかき混ぜてきた。
だから僕も頭を掴んでいるうざったい手をかなぐり捨てて言ってやった。
「やめてッ!! さっきから言わせておけば……僕はここに来る前に魔物を一人で倒したんだぞ!! そこらへんの子供と一緒にしないで!!」
ふっふっふ……驚いて声も出ないか。どうやら僕の強さを知って、さすがのこの人も驚きを隠せないようだな。メリナも拍手をしながら僕のことを褒め称えて、自然と口角が上がってニヤついてしまいそうだ。
「どうだい、僕はすごいだろう?」
「フハハハハハッ!!! やっぱりガキだ、話す嘘も壮大で現実を見れてねぇ! 残念だったな! そんな大ほら吹く奴の言葉なんて、同年代のガキ相手にも通用しないぞッ!!」
大笑いしながら僕のことを否定してくるこの男に僕は嫌悪感を覚えた。あらんばかりの言葉で僕を傷つける男に、「本当だよ!! 僕は嘘をついていない」と怒りの感情を表に全面に出しながら反撃したけど、それでも彼は僕を軽くあしらい続ける。
「おいリード、お前の弟はとんでもねえ嘘つきだな。このままじゃロクな大人になんねーぞ。ハハハハハ!!!」
その後も男は僕の前に立っては、「嘘つきちゃんはどーこだ!? あ!ここにいた! ハハハハハ」と散々馬鹿にしてくるもんだから、ついに僕の涙腺は決壊した。
「うわあああん!!! 僕嘘つきじゃないもーん! 本当に倒したんだよー!!」
「おお!? 泣いちゃったぁ~」と泣いた後までもいじる男に、「アレスいい加減にしろ」とげんこつで沈めた。
鈍い音を立てて地面に崩れ落ちたアレスは、頭に大きなたんこぶができているのが触れずとも確認できた。拳をくらった部分に氷魔法で作った赤い氷を当てて、患部を冷やしながら殴った張本人を睨み付けた。
リードに何か言いかけたところ、すかさずメリナが、「アナタ、一体何を考えているの!? これから一緒に行動する仲間を虐めて、その上泣かせるなんてありえないわよ! 今すぐロードに謝りなさい!!」とアレスに言い寄った。
「あ? 部外者が入ってくんなよ。お前はそこで泣いているロードをあやしていろよ、お前にはピッタリな仕事だろ」
「はあ~、そんなこと言ってたらいつまでたっても一人よ。誰も人なんか寄ってこないわよ」
メリナの言葉はありきたりの言葉だったが、彼女の言葉がアレスの逆鱗に触れた。
「おいクソアマ、ぶち殺すぞ」
敵を見る目に変わったアレスが拳を振り上げながらメリナに襲いかかった。
幸い、メリナの悲鳴を聞いたリードがアレスを取り押さえたことで事なきを得たが、チームの輪に致命的なしこりを残すことになった。
ロード達は王都を出て魔物を倒しに鬱蒼とした森へと向かっていた。
チームができたのにも関わらず、四人の間には会話がない。風が耳の横を通り過ぎるのを感じるのみで、とてもこれから共に戦っていけるとは思えない。
未だ名前しか知らないこの状況を危惧したリードが隣にいるアレスに話しかける。
「アイツらともう少し仲良くやっていくことはできないのか?」
「俺はお前を見て一緒に組もうと思ったんだ、すぐ泣く弱虫と一緒にやっていくつもりはない」と二人の前方を歩いているロードを睨んだ。
「僕、泣き虫じゃないよ! そっちが勝手に僕のことを悪く言うからいけないんだよ!!」
「その泣きっ面を見せんじゃねーよチビ。お前は家に帰ってママのおっぱいでも吸ってな」
アレスの強い言葉に、ロードは隣にいるメリナに抱きついて泣き顔を誰にも見せなかった。
悪いことを一つもしていないロードを一方的に口撃するアレスに、強烈な嫌悪と恐怖を感じた。
メリナは立ち止まって、「コラッ!! ロードは何にも悪いこともしてないのにその言い方はないでしょ!! さっきのこともあわせて今ちゃんと謝りなさい!」とロードの思いを代弁してくれた。
だが、アレスは彼女の言葉に一切耳を貸さないどころか、かえって二人のことを自分の実力と比べて足手まといだと言ってチームから抜けるように言った。
「家族と帰る村を失った俺にはもう兵士になるしか道がないんだ。クソッタレの狐野郎をぶっ殺すためにな」
強く噛みしめるアレスには悔しさと悲しさ、そして狂気的な殺意があった。
彼の過去に何があったのかは三人には知る由もない。それゆえ、誰も言葉をかけられずに微妙な空気感が生まれてしまった。
そんな中、リードがアレスの肩を叩いてロードの生い立ちを話したことで、アレスの顔は驚いた表情から笑みを浮かべ喜びの感情へと変わり、勢いよくロードのもとに駆け寄った。
「マジかよ。ロード、お前孤児だったのか。何だよ、それなら早く言えよ」
強硬な態度から馴れ馴れしい態度に一変したことに三人は困惑した。ロード自身も体を天高く持ち上げられているが、アレスの異様に高いテンションについて行けずにいると、「実は私も親が病気で……」と言いにくそうにメリナが言うもんだから、アレスのテンションは頂点に達した。
「ああ仲間っていいな。よし! 今日は俺たち残された者たちを祝して踊ろう! おいリード、お前も踊るんだよ!!」
ロード達はアレスに強引に手を取り合って踊らされている中、リードは「気味の悪い奴だ。まあ今はどうでもいいが」と心に留めて置いて、思いがけない饗宴に身をゆだねた。
一方その頃、王宮の執務室ではエレイス王国の王ゼインフォースが机に並べられた資料の束を一枚一枚に目を通してサインしていた。
「はぁーダリぃなこの仕事。なんでいちいち俺のサインが必要なんだ? アシュリー、俺の代筆してくれる奴を新たな役職として任命しようぜ」
「そんなお金どっから湧いてくるのです? 大切な国のお金をそんな面倒くさいからって使う必要はないのです。ほら、口ではなくて手を動かしてください」
厳しい奴だ。この国の中で俺に物怖じせずここまで言う人間はいない。いや、だからか……俺がコイツを中央の奴らの反対を押し切って付き人にしたのは。
椅子に大きくもたれかかって逆さまに見える太陽を見ていると、ある出来事を思い出して態勢を戻した。
「そう言えばアシュリー、今日の受験者の中にスゲー強いのがいたぞ。あれならチームを組まなくても問題ないだろうな」
「そうなのですか。しかし、王が受験者に言及するなんて初めてですね。それほど強い受験者が現れたのでしたら、世界にとってこれほど喜ばしいことはないでしょう。もしかしたら、≪カオスの遺子≫と対抗できる……いや無理ですね失礼しました」
「いや行けるかもしれないぞ。俺の考えではこの世代が最後だと直感的に信じている。これもカオスが創り出した運命の導きなのかもしれないな」
「フフフ、そんなこと公で口にすれば王でさえ死罪になりかねませんよ」
「冗談だ、冗談。さて、そろそろ続きをやり始めるとしますか」
再びペンを手に取ったゼインフォースは片っ端から片付けていく。
気がかりなことはあるが、それはまた今度にすればいいだろう。そう思った王には憂慮するべき事項が一つ増えた。
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