第3話

 現在時刻は、2時4分。ギリギリ合格点といったところだろうか。

こうして見ると、可愛いところもあるじゃないか。

小さい塊になった彼女を前に、私は静かに微笑んだ。

口煩くて煩わしかった彼女が嘘のようだ。

今では、新婚当初の時のような胸のときめきさえ感じているのに。

なんだか小腹が空いたな。

これから大仕事をする訳だし、夜食とするか。

肉は沢山ある訳だし、取り敢えず何か適当に作ろう。

大丈夫だ、時間はまだある。

夜明けまでに終わらせればいいのだから。

しかし、調理するのなら骨の部分が邪魔だなあ。

先ずは骨を取り除く作業から始めよう。

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