千尋さんと初めてヤる

 脱衣所で、千尋さんとHする約束を取り付けた。

彼女が風呂から上がったら、お楽しみの時間だ。


その前に悠真君に報告しないとな。俺は彼の部屋に向かう。



 「…遅かったね慎吾君。どうだった?」


「ああ、上手くいったぜ。後で千尋さんの部屋に行くことになった」


「良かったじゃないか」

笑顔で祝ってくれる悠真君。


自分の母親が、俺とHするんだぞ?

俺が彼の立場になったら、笑顔で祝えるだろうか?


「代わりといっちゃなんだけど、慎吾君には僕が綾香さんと2人きりになれるアイディアを考えてもらうよ」


綾香さんというのは、俺の母さんのことだ。

悠真君は、母さんのことが気になっている…。


彼が千尋さんに手を出したことに何も言わない以上、俺はその交換条件を飲む義務がある。悠真君の協力なしに、千尋さんとの関係は成立しない…。


「わかった。なるべく早く希望を叶えられるようにするよ」


「よろしくね」


どうやれば良いんだろう? 今の内から考えないと。



 脱衣所の扉が開く音が聞こえたから、千尋さんが風呂から出たようだ。

いきなり押しかけるのも失礼だろうし、少し時間を空けよう。


……もうそろそろ良いだろ。向かおうか。


「じゃあ、行ってくるよ」


「いってらっしゃい」


悠真君に見送られた俺は、千尋さんの部屋を目指す。



 千尋さんの部屋の前に来た。扉をノックする俺。


「入って」


許可をもらったので、遠慮なく入ろう。


「慎吾君、本当に来たのね」


千尋さんはベッドに座っていた。…既に準備完了みたいだな。


……部屋中に、ボディーソープやシャンプーの香りが漂っている。

良い匂いだ。テンションが上がってきたぜ。


俺は千尋さんがいるベッドに、ゆっくり近付く…。


「慎吾君、おいで♡」

腕を広げ、俺を迎えてくれる千尋さん。


彼女に抱かれた俺は、ベッドに上がる…。



 これから楽しむのも良いが、Hに応じてくれた理由を知りたい。

俺はベッドの上で千尋さんに抱かれながら質問する。


「千尋さん。どうして俺とのHを受けてくれたんですか?」


「慎吾君がお母さんの背中を見て年上好きになったように、私も悠真の世話をし続けたことで、年下好きになったのよ。初めて慎吾君を観た時、年甲斐もなく胸がときめいたの♡」


「だったら遠慮なく言って欲しかったです!」

つまり、俺と千尋さんはだったのか…。


「言える訳ないじゃない。私のようなおばさんが、息子と同い年の子に惚れてるなんて。だからずっと我慢してきたんだけど、慎吾君の誘いで我慢できなくなったの♡」


そうだったのか…。芸能人の歳の差婚が結構あるから、気にしてないと思ってた。


「慎吾君がこの家にいる間は、可愛がってあげるからね♪」

千尋さんの我慢が限界に達したようなので、ることにする…。



 ……お互い満足できるプレイができた。これをこの家にいる限りできるのか。

楽しみだな。早くも次の日のことを考えてしまうぜ。


…そうだ、悠真君の交換条件について千尋さんの意見も訊こう。


「千尋さん、悠真君が母さんを気にかけてることなんですけど…」


「それね、私も気になってたのよ。悠真が慎吾君とのHに何も言ってこないのは、慎吾君と話をつけたからなのよね?」


「その通りです。理解が早くて助かります」

息子の考えることは、大体予想できるって事かな?


「…私も考えておくから」


千尋さんも考えてくれるのか。これで一安心だ。


その言葉を聴いてから、俺は千尋さんの部屋を出た。

俺が満足できたんだから、今度は悠真君に満足してもらう番だ。


必ず何とかするから、待っててくれよ! 悠真君。

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