026_ツバサの翼/家猫のノラ
作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330652259535691
・愚弟の感想
連載中一話ということもあり感想は短めです。
人物の心の動きが自然で、飛ばすことなく繋がって書けているのはよいことだと思いました。
ツバサとの関わりから文章が始まり、ツバサが死に、主人公の心がぐちゃぐちゃになる。それでも周りとの温度差があり、なおかつ自分の罪を自覚してツバサの親を訪ねる。これらの流れに非常に説得力があります。なにを当たり前なことを、と思われるかもしれませんが、凄いことです。架空の人物の心の動きを”自然”と思わせることはフィクションにとっての一つの難題です。それが得意なように、私には読めます。
一方で、状況の説明や描写が足りず、演劇っぽすぎるようにも思います。例えば全校集会のシーンですが、女子生徒が立ち上がって長セリフを言う、男子生徒が立ち上がって長セリフを言う、というところ。ワザとなのかもしれませんが、演劇の一幕のように感じられてしまいました。もちろんそういう意図があるのであればよいですが。それあれば逆にもっと演劇っぽくしてしまうのも手かなと思います。
そうでないのであれば、あと一行でいいので5W1Hに関わる文章を入れた方が読みやすくなるかなと思います。
・小山の感想
これが1話完結でもいいレベルのメッセージ性。
逆に言うと、連載作品であるならば、この続きの話がない以上何を言っても的外れになるとも言える。
いじめ、自殺、殺人、その手のセンシティブな問題に対して真っ向からぶつかっていく姿勢はとても尊いと思います。
表現する者は、どんな方向であれ、それを見たものに何かを残さなければいけない。
そうなれなかったものは忘れられていくだけなので。
これからも人の心に残る何かを書いていってください。
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