応援コメント

025_たとえ“愛”だと呼ばれなくとも/朽葉千歳」への応援コメント


  • 編集済

    ご感想、的確なアドバイスありがとうございます。

    当時まだ知識も文章力も拙い13歳の頃に書いた作品を誤字誤用と気になる文章表現のみを編集して、そのまま転載していることもあり、展開のや人称の不安定さはお恥ずかしながらも薄々自覚しておりました。
    しかしながら、自分の作品の未熟な点を自分では上手く言語化できず苦労していたこともありましたので、こういった意見は大変助かります。
    たくさんの素敵な作品が応募されている中で、まだ改稿のしがいがある自分の小説が並ぶのはどうなのか、と企画主様に酷評されることにヒヤヒヤしながらも感想を心待ちにしていましたが、少なからず褒めてくださる点もあり、身に余る光栄です。モチベーションに繋がりました。

    また、お忙しいのは重々承知の上ですが、作品をよりよいものに仕上げる為、いくつか質問させていただきたいです。(御二人のご都合が合わないのであれば、このコメントはスルーで構いません)

    まず一つ目、本作と商業作品にある明確な違いとは一体何でしょうか。webで小説を読んでいるさい、これは商業化していてもおかしくないのにと感じることがありますが、反対に、どうしてこの作品が書籍化しているのだろうと思ってしまうこともあります。ですが、編集部に拾われて商業まで繋ぎとめているということは、編集さんから見て、その作品は何か光るものがあったということではないか、と思うのです。
    その上で、まだ改稿の余地があっても拾われる作品と良作にも関わらず、商業化できずにwebのみに留まってしまう作品の違いを知りたいと感じ、上記の質問に至りました。

    そして二つ目は、本作は作品として、どのくらいのレベルなのかということです。
    例えばコンテストであれば一次選考落ち〜や未成年が書いたものなど読めば分かってしまうくらいの作品など。第三者からみて、本作がどういうレベルの作品なのか分からず、もしかしたら意味の分からない見るに耐えないものと思われているのではないか、と不安で筆が止まってしまうことがありまして、よろしければこの機会にご教授いただきたいです。

    これを気に作品をもっと良いものに仕上げられるよう精進して参ります。
    改めまして、この度は本当にありがとうございました。

    作者からの返信

    ・小山コメント
    1点目
    僕はWEB小説編集者ではありますが、ライトノベル方面にしか知見がなく、エンタメ全般は軽くしか知らないという前提で話させていただきます。
    商業化する作品は基本的に、読者からの共感性が高い作品が多いです。
    逆の場合だと、キャラクターたちが突き抜けすぎていて理解を超えた場合。
    憧れは理解からは一番遠い感情だよ、という有名なセリフがありますが、そのどちらかに該当する作品が商業化する傾向にあります。
    今回の作品は後者に属しますが、そういう意味では尖り方がまだ足りない、もしくは読者からの共感性が低いということになるのだと思います。
    ここでいう読者も、ターゲット層によって細分化されるものなので、自分の作品を読みたい読者は誰で、どんなものを好んでいるか考えてみるといいかもしれませんね。

    2点目
    大分辛辣な話になりますが、下読みもやっていたので基準はある程度理解しています。
    未成年が書いたかどうかはあまり選考に関係しませんが、ライトノベルの新人賞ではおそらく一次~二次落ちの作品になります。
    ただ、これは僕の知見の範囲での話ですので、BLやホラー、文芸系だとまったく変わった評価になってくると思います。
    尖った作品ですので、ご自身の適性を見極めた上での応募ならば一発受賞ということもありえます。
    ここに関しては、色々な巡り会わせがありますので、あまり僕の言うことを鵜吞みにせず、色々なジャンルやレーベルについて調べてみていただけますと幸いです。

    少し夢のない話もしてしまいましたが、これからも頑張っていってください。

    ・愚弟コメント
    2点目については編集の小山氏に一任するため、1点目について一般人の私見を述べさせていただきます。
    あまりピンと来ないかもしれませんが、多くの書籍化作品は『楽しみ方』を提示してくれています。どういう楽しさがあるのか、誰に感情移入して読めばいいのか、どういう感情を与えてくれるのか。そういったことが分かりやすく提示されています。
    誘拐する側の気持ちを知ってほしいのか、誘拐された方の恐怖を知ってほしいのか、それとも誘拐事件を知って怖がる周りの人の気分になればいいのか。そういったことがもう少し明確だと、いわゆる書籍化作品が持つ『楽しみ方』の提示に繋がると思います。
    これだけの文字数をすでに書かれるくらいご自分の中に物語のある書き手さんですから、これからも書き続けていただければ私としても嬉しい限りです。頑張ってください。