024_日没/ぬに

 作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330647764992797


 ・愚弟の感想

 連載中なので短めの感想になります。

 文章からは、確立された世界観とストーリーが作者さんの頭の中にあることが伝わってきます。

 主人公が誰なのか、どこになにが向かっていく話なのかは分かりづらく、エンターテイメントとしては難しいかとは思いますが、作者さんにしか書けないものを完成させることの方が価値があると私は考えています。ひとまず完結まで書ききってみてください。


 ・小山の感想

 非常に文章力が高い。

 独自のポストアポカリプス的世界観もしっかりしており、読者をこの荒廃しかけている世界に誘うには十分だろう。

 世界観と設定と文章だけでも十分読める。

 だからこそ、キャラクター性が落とされているのは惜しく感じる。

 一般文芸的と言えばいいのか、人間が人間らしく描かれているのは味だが、そこに記号を与えることでキャラクター性が増さないと、一般文芸に置いても一角になるには厳しい。

 かの「三体」でも登場人物たち一人一人には相当の癖がある。

 主人公や登場人物のその癖を濃くすることができたとき、一層の飛躍ができるだろう。

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