応援コメント

004_花びらをつかみたくて/佐藤 日向」への応援コメント

  • 様々なアドバイスありがとうございます。
    やはり、長編は難しいです。短編では意識していなかった、展開の速さとか、話の道筋だとか、感情移入できるキャラクター作りだとか、そういう部分がまだまだ未熟だったんだなと痛感しています。

    主人公の心の動きを細かく描くことに集中しすぎて、どういう展開が面白くて、わかりやすいかという意識が抜けていました。僕は展開を考えるときに、現実的かどうかとか、論理性があるかとか、そればかりを気にしていました。

    2人の関係を丁寧に描きたいという願望が、遅い展開に繋がったんだと思います。読み返してみると、くどかったり、無駄が多かったように思えます。読者がどう読むかみたいな考えが、まだ足りていなかったようです。

    読者の目を引く話の展開というのを意識して、10話以降は書き進めたいと思います。

    作者からの返信

    ・小山コメント
    現実的かどうか論理性があるか考えるときに、リアリティラインという考え方を意識して導入するといいかもしれません。
    調べれば色々出てきますが、簡単に言うと、その作品内で起きる出来事がどれだけ現実らしいかの度合いを表す言葉です。
    ボボボーボ・ボーボボのようなリアリティラインが最底のものから、日記やエッセイのように実体験レベルの最高のものまであります。
    今回の作品の場合は作風的にもリアリティラインが高めですが、最高である必要はないのでファジーさをある程度含んでも大丈夫という感じです。
    絵でもそうですが、書き込みすぎなくてもリアリティラインを担保する方法はあるので、それについて気をつけてみると展開などにメリハリがつくようになると思います。

    期待していますので、これからも頑張っていってください。

    ・愚弟コメント
    主人公の心の動きを丁寧に書こうとすること自体は佐藤さんの強みだと思います。ただ、一般的に読者がキャラクターの心の動きに興味を持つときというのは、キャラクターが行動して話が展開されたときです。行動が謎めいている方がその理由が気になる、と言えばわかりやすいでしょうか?
    そういった側面から見ても、キャラクターたちの行動によって話が動き、それによって佐藤さんが書きたい心の動きというものに読者が興味を持つという効果が得られるのではないかと思います。
    自分の興味や得意なことは長所でもあり、短所でもあります。うまく使いこなせれば輝きますが、一歩間違えれば眩しくて目が焼けてしまうというもの。
    早いうちに自分の特性に気付いて、扱い方を考えているというのは、今後創作を続けていくうえでいいことだと私は思います。
    これからの作品も楽しみにしています。