025_異能は科学とともに feat .UDON/九条 楓

 作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330650599140266


 ・愚弟の感想

『能力は信条に基づき、信条は言葉で表される。ゆえに言葉への理解が要る』というのは、王道の設定を自分なりに解釈しているのが伺えます。

 ただ、異能の原理や設定は考えられていると思いますが、異能によって引き起こされる『普通ではありえないこと』の描写が足りないと感じました。一般的に言えば読者は理屈を説明されるよりも、不思議なことが起こっていることが分かる方が異能を異能だと実感できると思います。

 また、この話がどこに向かおうとしているのかが序盤だけでは読み取ることができませんでした。

 主人公がなにかを手に入れようと奔走したり、面倒ごとから逃げ回ったり、謎の組織から逃げなければいけなかったり。自分の好みであればなんでもいいのですが、『この先これを楽しみに読んでくださいね』というガイドを設定するほうがより物語を読む手を動かせるのかなと思いました。


 ・小山の感想

 1エピソード単位では書けている。けれどまだ長編という大きな枠組みでの構成に手を出すのは難しいかもしれない。

 小説を好きなシーンだけで成立させるのは大分高等技能。

 プロットを組むことで、書きたいシーンと、面倒だけど必要だから書かなきゃいけないシーンを整理していこう。

 設定は王道のそれだし、うどんを絡めるというのは君だけの小説にしかない特色。

 読者を意識出来たらもっと面白い小説が書けるようになるよ。

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