022_どうも最強ヒロインです。ただ今チートハーレム主人公に恋慕中~好きに生きたければ好きに生きたら?~/みれい
作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330650386959016
・愚弟の感想
2話までに語られる部分を見るに、世界観を箱庭的に考えていくのが好きなように見えます。
特に「接着の役割をしているのは――なんと植物の茎である。魔法であろう緑色の頑丈そうな細い茎が何重にも巻き付いていた」という部分。細かいところまでを考えているなと思います。
しかし神は細部に宿ると言えど、序盤で設定を開示されても話についていけないのも事実です。
独自の世界観が詰め込まれているのは長所ですが、エピソードにして読者に届けられるともっと多くの人に楽しんでもらえる小説になると思います。
・小山の感想
4話のボーイミーツガールの出だしは100点満点。これが作品冒頭に置いてあったら、それだけで読むという読者も多いだろう。
だが、逆に言えば現状では1~2話における設定の垂れ流しが足を引っ張ってしまっている。
作者は設定を説明したがるが、読者は説明文が嫌いだ。必要な分を必要な箇所で、ユーモラスに。それが設定の開示における鉄則である。
また、視点がごっちゃになっていることが多く、1人称もしくは3人称のどちらかに固定する、もしくは話単位・場面単位で管理するなど、カメラ運用を考える必要がある。
以上2点が大きな問題点だが、その2つの対処さえ習得できれば十分コンテスト等でも通用するレベルだろう。
ぜひ頑張ってほしい。
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