008_このVtuber達,実は実在している件について/くま / 一撃くま

 作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330650127077298


 ・愚弟の感想

 Vtuber愛が伝わる小説でした。

 仮想のライバーが本当に実在していたらというアイデアは面白いと思いますし、キャラクターたちもVtuberに居そうで、ポイントを掴めていると思います。

 しかし、アイデアと書きたいことがちぐはぐなのかなと感じました。

 まず、キャラクターが多すぎるように思います。一人でもいれば充分に目を引く設定ですし、面白く読めると思います。おそらく個性あふれるライバーたちが好きなのだとは思いますが、今回のアイデアとは相性が悪いのかなと感じました。もし複数のライバーを出したいのであれば、個性的なキャラクターが複数登場する小説を参考にすると、より魅力的なキャラクターを読者に届けられるようになると思います。

 主人公が敬語で礼儀正しいツッコミキャラというところが個人的にはツボでした。


 ・小山の感想

 Vtuber小説を黎明より見てきた身として、ついにファンタジーにまで手を出すようになったかという感慨がある。

 Vtuberモノとしてみればネタは面白い。彼らのやらかしが度々トレンドに上がるのを見ていればそれはわかる。

 しかし、Vtuber小説としては些か首を傾げざるを得ない。小説というものはドラマが存在していなければならず、この作品において、それは小目標という形でうっすらと見せようとはしているが、ほぼ見えないに等しい。

 彼のキャラ小説の最高峰である「生徒会の一存」にも本筋となるドラマパートがあるのである。小説を目指すのであれば、キャラだけでは話が進まないことに気をつけよう。

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