第13話 大妖怪餓者髑髏
「ありゃ何だ·····」
下野が言う。
「餓者髑髏ォ·····」
仲原が荒い息で言う。
餓者髑髏はこちらに向けて手をかぶせてきた。
「おいおいおいおいおい!」
と慌てて蘭は仲原を拾って逃げた。
すると神社はぺったんこに潰された。
「ここは俺に任せてくれ」
と下野が首を回して手を伸ばし
「えんらえんら」
と言うとボウフッ!!!と言う音を立て体を囲むように白い煙が出てきて煙に乗って餓者髑髏の目の中に入って行った。
「何する気なの·····?」
と丸山が上を向いて言う
「ちょっと待ってよ·····」
葵が言った。
皆、葵 の方を見るとそこには餓者髑髏の一撃で原型をとどめなくなったマナの姿があった。
葵は膝を着いて泣いていると
花火のような音が空に響いた。
「ん?」
と言い見ると
餓者髑髏の目から大爆発が起こっていた。
「おいまさか·····」
餓者髑髏はバラバラになって地面に落下してきた。
そこには黒焦げた下野の姿もあった。
花火よ夏に散れ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます