第11話 全員集合
葵が気が付くとバーのようなとこにいた。
どこか見た事がある·····あの3人で行ったバーだった。
するとあのチャイナドレス店員が覗いてきて
「あー下野さん起きましたよ!葵さん!」
葵が体を起こすとそこには4人で麻雀をしている奴らがいた。
すると下野と名乗る奴が言った。
「もぉ君は大丈夫だ。私たちに任せろ」
と言う。髪で目が少し隠れており黒スーツにリボンが着いている服を着て紳士のような見た目だった。
「大丈夫?」
と片目義眼アイパッチを付けベリーショートヘアのバニーコスプレをした女性が酒を手渡してきた。
「アタシはコナツって言って、下野の妹よ仲良くしよな!」
「私は丸山〜」
と麻雀プレイヤーの一人で下野と同じ服を着たポニテ女性が言った。
「俺は都渡〜」「私は蘭〜」
都渡はモヒカン男で蘭は中国人でチャイナドレスをきているショートヘアの女性だった。
下野に電話がかかってきた。
「なんだ·····?」
と言いスマホの着信に出てみると
仲原だった。
「仲原さんどうしたんですか?」
「おい、今回の仕事を見誤るなよ·····今まで最大の警備体制を取れ·····」
と言い電話は切れた。
「おぉ、まじか·····期待させてくれるねぇ」
と言い麻雀台を足で蹴り倒して言った。
「お前ら戦争だ」
下野はスマホを取り部活に電話をかけた
「おい坊主2人組。今度の仕事は高くつく集合しろ」
「それはどーかねぇ·····」
と言いながら黒スーツを着た2人は徹夜でパチンコを最近は打ち続けている退魔師らしい。
そのおかげで下野達からはハゲクマーズと呼ばれている。
「ボー、今回辺りだと思うか?」
とズーが言うと
「今回は当たりだぜ。なんせ仲原さんが久しぶりに俺に連絡してきた。」
と嬉しそうにボーが言っていると
後ろに妖怪おとろしが車を破壊していた。
「仕事だぜボー」
「仕事だなズー」
と言うと2人はサングラスをかけて椅子を回転させるとポケットに入れている。ピストルを取り出しガラスを破壊して店から出ておとろしを蜂の巣にした。
「お〜イッツグレイト!」
とボーが嬉しそうに言った。
下野は神社に2体の妖怪を呼び寄せた。
一体目はスノーウーマンと言う秘書のような服をきた白々しい雪女。
2体目はシーキラーと言う外国から取り寄せたサメの頭だけの妖怪だった。
「フッ!」
とこの戦争を楽しみそうにして発した。
一方黒服たち
黒服たちはセブンイレブンの喫煙所で上級退魔師のタケヒサを待っていた。
タケヒサが来ると黒服男はタバコをタケヒサの服に飛ばした。
タケヒサはアフロのスーツ男だった。
「ヤニを飛ばすなっ!?」
と言うと黒服男はゲラゲラ笑った。
ここの二人は古き良き友達だった。
「どうしますタケヒサさんタクシー捕まえます?」
黒服女がそう言うとタケヒサは納得しタクシーをつかまえ下野の元へ直行した。
下野の神社には仲原と芦川も到着した。
「今回は最大級ですよ?」
「そうだな。」
と仲原は葉巻を咥える。
「藤本ら起きたか?」
「2人は起きましたけど·····藤本は·····」
みんなで藤本の元へ行くと
強く打撃したせいで前頭葉の当たりが見えている形になっていた。
「彼は頑張りましたよ·····」
と下野が言うと
「勝手に死なすな·····」
と言い部屋から出ていった。
その後 彼が息をすることはなくなった。
すると下野は「ミスターM!」
というと脱毛が進み髪型耳から後ろからしかないスーツを着た男がやって来た。
「どうかしましたか?」
「これから24時間365日彼女らを守れ」
「はい·····」
と言うと下野は部屋を出ていった。
ミスターMはうずくまっているマナの体をさすってあげるとマミは目を覚ましミスターMの首を絞め飛び付いた。
「ヴグゥ?!」
と言い椅子から転げ落ちた。
「あ!マナやめて!」
葵はマナを押さえつけるとまた気を失った。
「たのむよ上田さん!」
「だからな下野?!俺はもう退魔師を辞めたんだ!全盛期は凄かったか俺はもう無理なんだ!もう奴らに恐怖を覚えてしまったんだ!」
「上田さん。恐怖は武器になるんですよ?」
ブチッーーー
「おいレン大変だ!駆けつけてくれ!」
「了解しました下野さん!」
すると仲原が葵の元へやって来て言った。
「お前のじいちゃんが·····」
「え」
おじいちゃんの家にはミスターMが付き添ってくれた。
ダイダラボッチに踏み潰されたらしい。
そこにはペタンコになり血が飛び散っているお爺さん姿があった。
葵は膝から崩れ落ちて号泣し始めた。
ダイダラボッチは既にどこかの退魔師に成仏されており死体の破片がそこらじゅうに転がっていた
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