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「爆発は芸術だ」


 僕は思わずむせた。昼休み、階段の踊り場で、友人のオダと弁当を食べているときのことだ。


「オダ、それを言うなら『芸術は爆発だ』、だろ」


 オダは最近ヘンだ。髪もボサボサだし、クマもできている。


「爆発は芸術だ」


 オダはもう一度そう言ってにやりと笑った。

 事件が起きたのは、それから三日後だった。


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※綺想編纂館 朧(@Fictionarys)様主催の小説企画「文披31題」参加作品です。

Day 19:爆発

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