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「あなた、女難の相が出てるわよ。何か心当たりない?」

「特に思い当たることはありませんね」

「あら、そう。でもこれからしばらくは女性に気をつけてね」

「ハハハ、占いもたまにはやるもんですね」


 男は笑って料金を払い、占いの館を出て行った。


「親切で言ってあげたのにねぇ」


 占い師を装った殺し屋の女は、懐から銃を出して男の後を追った。


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※綺想編纂館 朧(@Fictionarys)様主催の小説企画「文披31題」参加作品です。

Day 18:占い

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