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「ここが地上……」
地上には何百年も前に核戦争で死の灰が降った。でも俺はどうしても地上が見たくて、地上捜査員になった。先輩について、初めて地上に出る。強い光が頭上から降り注いだ。
「先輩、これ何すか」
「ああ、それは“こもれび”っつーんだよ」
樹のそばの地面に描かれる宝石のような光。俺はこの光景を一生忘れないだろう。
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※綺想編纂館 朧(@Fictionarys)様主催の小説企画「文披31題」参加作品です。
Day 8:こもれび
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