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「やっぱり死ぬの、痛え……」


 土の下から這い出て、衣服の汚れをはらう。足元にぽっかりと空いた穴に、元通り土を盛っていく。

 人は死ぬ。でも俺は死んでも死なない。だから人ではないのだろう。もう何度生き死にを経験したか忘れてしまったが、また俺は生きざるをえないということだけがわかる。


「さて、今度はどう生きようか」


 俺は墓所を後にした。

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