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深い森のさらに奥。村の入口が見えたそのとき、少女の笑い声が頭上から降ってきた。枝に腰かけている彼女に、私は呼びかける。
「こんにちは。キミ、この村の人?この辺りに……」
そこで私は言葉を失った。彼女が白い翼を広げ、樹の上から私の目の前に降りてきたからだ。
「翼を持った人間がいないか、でしょう?」
少女は首を傾げて深翠の瞳を輝かせた。
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